平井伸治鳥取県知事と地元住民が地域課題を語り合う「伸びのびトーク in 若桜町」が令和8年6月30日、若桜町の若桜民工芸館で開催された。平井知事や上川元張若桜町長をはじめとする県・町の幹部職員と、地元のまちづくり団体、地域おこし協力隊ら計12名が出席。「若桜町の観光・まちづくりについて」をテーマに、地域資源の活用や賑わい創出に向けた具体的なアイデアや意見を交わしていた。
まちづくり有志・若桜宿にぎわいづくりの会の取組
意見交換ではまず、「まちづくり有志の会」から、子どもたちが主体となって企画したお化け屋敷や各種「にぎわいイベント」の継続的な実施事例が紹介された。参加者からは「イベントを通じて若桜の魅力を子どもたちに実感してもらい、将来一度町を離れても『また若桜で暮らしたい』と思えるような町づくりに繋げたい。関係人口を増やし、定住促進へ県・町と連携していきたい」と熱い思いを語った。
また、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている若桜宿の町並みを活かした「若桜宿にぎわいづくりの会」は、住民の声から実現した夜間の安全対策を紹介。県の予算を活用して行灯にソーラーパネルを設置したことで、安全性の向上と魅力的な歩行環境を両立させた。さらに、若桜宿内の用水路を活用したユニークなスポットの設置構想や、民泊・宿泊事業を通じた新たな観光魅力の創出について議論が及んだ。
移住者が挑む新たな拠点づくり
地域おこし協力隊として東京から移住した小濱雄史氏は、今年(令和8年)4月に蕎麦店と本屋を兼ねた店舗「本とそば鳥の巣」を開業した経緯を報告。「地域住民から蕎麦打ちを学び、鳥取市内で研修を重ねた。任期終了後も若桜に定住し続けられる店にしたい」と意気込みを語った。同時に、「若桜駅前で立ち止まる観光客を、町の中へと誘導・周遊してもらう仕組みづくりが今後の課題」と現場の視点で提案した。
知事・町長「バックアップと協力を約束」
発言を受けた平井知事は、「住民の皆さんがアイデアを出し合い、町や県の事業を活用して力強くまちづくりを進めている。ネットワークを組み、思い存分動けるよう行政としてもしっかりバックグラウンドを整えたい」と評価。特に駅前からの観光客の周遊課題については「若桜町観光の最重要ポイント。県も町と一丸となって実現をサポートする」と表明した。
続いて上川町長も「地元の熱意と実践は大変心強い。『ふるさと住民登録制度』なども活用し、外部の人材と協働で町を盛り上げていきたい」と話していた。
【開催概要】
日時=令和8年6月30日(火)午前10時30分~11時45分
場所=若桜民工芸館(若桜町若桜268番地)
テーマ=若桜町の観光・まちづくりについて
主な参加者
まちづくり有志の会・若桜宿にぎわいづくりの会 会長 津崎聖基氏。同会員 山根裕治氏、徳田めぐみ氏
地域おこし協力隊 小濱雄史氏
上川若桜町長、平井鳥取県知事ほか県・町幹部職員(計12名)