鳥取県農地・水保全課は7月21日、農林水産商工常任委員会で、令和5年(2023年)8月に甚大な被害をもたらした台風第7号災害における農地および農業用施設の復旧進捗状況を報告した。
被災から概ね3年が経過した令和8年6月末時点で、災害復旧工事の完成率は箇所数ベースで95.5%に達した。現在施工中の残り工事についても、令和9年3月末までにすべて完成する見通し。
発注額は22億円超、鳥取市や三朝町で復旧が進む
2023年8月15日から16日にかけて県内を通過した台風第7号は、主に鳥取市、八頭町、三朝町などの農地や農業用施設に甚大な被害を与えた。なお、台風7号を含む令和5年災害の査定決定額(農地および施設)において、鳥取県は23億9,300万円で全国第7位の規模となった。
令和8年6月末時点の自治体ごとの状況を見ると、県全体の発注件数332件(発注額約22億6,333万円)のうち317件がすでに完成した。主な自治体の状況は以下の通り。
〇鳥取市:発注147件(完成133件/執行額約8億5,164万円)
〇三朝町:発注93件(完成93件/執行額約4億3,941万円)※全件完成
〇八頭町:発注49件(完成48件/執行額約5億5,862万円)
〇倉吉市:発注23件(完成23件/執行額約1億7,185万円)※全件完成
残る未完成箇所も着実に前進、順次営農再開へ
未完成となっている主な箇所については、鳥取市佐治町余戸の農地(0.87ha)が今年7月に完成予定。また八頭町麻生の農業用施設(麻生1号橋、橋長25m)の復旧工事は、今後橋梁上部工の施工を進め、令和9年3月の完成をめざす。
復旧が完了した地域では着実に営農が再開されており、八頭町別府の被災農地などでは令和8年作からの営農再開が報告されている。
【台風第7号 災害復旧状況(令和8年6月末時点)】
総発注件数:332件(うち完成317件・完成率95.5%)
総発注額:22億6,333万円(執行額:20億7,600万1千円)
今後の見通し:令和9年3月末までに全施工完了予定