高速道路の未整備区間(ミッシングリンク)を抱える全国10県の知事らでつくる「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する10県知事会議」は令和8年7月6日、財務省、国土交通省、自由民主党に対し緊急の要望活動を実施した。鳥取県の平井伸治知事をはじめとする各県の首長・高官らが集結し、大規模災害への備えや地方創生に向けた道路網の整備推進、令和9年度道路予算の満額確保などを強く訴えた。
災害対策と地域未来戦略に向けた5大要望
今回の要望活動では、激甚化する大規模災害に備えた「国土強靱化」の推進を最優先課題として掲げ、ミッシングリンクの早期解消を提示。また、地方経済の再生と成長を後押しする「地域未来戦略」の推進に向け、未事業化区間における計画段階評価の速やかな実施と早期事業化を求めた。
さらに、「高速道路における安全・安心基本計画」に基づき、4車線化の優先整備箇所として位置付けられた区間の早期整備を要請。資金面においては、国土強靱化実施中期計画に基づく予算について危機管理投資の観点から通常道路予算とは「別枠」での満額確保を主張したほか、令和9年度の道路関係予算全体の拡大と所要額の全額確保を強く申し入れた。
政府・与党要人から前向きな回答
面会した財務省の舞立昇治副大臣は、予算編成改革に言及しつつ「国土強靱化の補正や当初予算、物価上昇分もしっかりと反映させないといけない。地方創生が進められるよう予算編成に努める」と回答。
さらに国土交通省の酒井庸行副大臣は、能登半島地震での医療・救援活動の経験や地方移転を図る企業からの声に触れ、「物流や医療確保の面からも道路整備が行き届いていない地域の解消は必須。国交省としてお金をかけて整備する」と強い意欲を示した。
また、自民党の鈴木俊一幹事長は「道路は繋がってなんぼ。4車線化を含め、党としてもミッシングリンク解消を着実に推進する」と応じた。
【要望活動の概要】
要望日時:令和8年7月6日(月)11:15~13:45
要望先
財務省:舞立昇治 副大臣
国土交通省:酒井庸行 副大臣
自由民主党:鈴木俊一 幹事長