鳥取砂丘未来会議(松原雄平会長(鳥取大学名誉教授))に、「鳥取砂丘グランドデザインワーキンググループ」(田村正弘座長・一般社団法人麒麟のまち観光局)を設置し、3回開催した会合での意見・提案をもとに、鳥取砂丘グランドデザインの改訂案を作成した。
自然共生課では、5月下旬にグランドデザイン(改訂案)のパブリックコメントを実施し、7月上旬にワーキンググループ会議を開き最終案を確定する。その後、7月下旬に鳥取砂丘未来会議総会を開催しグランドデザインを承認する方針だ。
1 鳥取砂丘グランドデザイン改訂の背景と改訂案のポイント
(1)改訂の背景
現行の鳥取砂丘グランドデザイン(平成22年策定)に、「概ね10年程度の期間を想定した取組の方向づけを整理」と記載していることや、鳥取砂丘の以下のような現状をふまえ、全面改訂することとした。
①東側:砂の美術館、ビジターセンターの開館
②西側:フィールドハウス、ヤマタ鳥取砂丘ステイション、SANDBOX TOTTORIの開館
③砂丘全体:アフターコロナによるインバウンド需要の拡大、新たなアクティビティの誕生、
④外来植物の侵入や海岸浸食に起因した県民・観光客等の環境意識の高まりなど
(2)改訂案のポイント
① 鳥取砂丘の目指す姿
現行グランドデザインの「鳥取砂丘の残していきたい姿」について、将来に向かっての姿勢を明確にし、より発展的な目標とするため、表現を「鳥取砂丘の目指す姿」とした。
現行
【鳥取砂丘の残していきたい姿】
砂丘特有の風紋、起伏やスリバチ地形が維持され、自然のサイクルによる「砂の動く生きている砂丘」
改定案
【鳥取砂丘の目指す姿】
貴重な海辺の生態系を尊重し、みんなで守り、育てる「砂の動く生きている砂丘」、「自然環境の保全を尊重するゾーン」と「利用を推進するゾーン」を区分。海辺の生態系(砂丘に生きる動植物などの生息環境)を維持しつつ、植生の管理と持続的な除草の取り組みを推進する。
②共通課題
4つのエリア(特別保護地区等中央エリア、鳥取砂丘西側エリア、多鯰ヶ池エリア、鳥取砂丘東側エリア)のエリア間や取組の連携強化や砂丘での周遊性。滞在性の向上の必要性について明確に示すものとした。
③ 4つのエリアの特徴や取組の方向性
各エリアの構想・計画等の進捗を踏まえ、特徴や取組の方向性を各エリアに設定した。
エリア名・エリアの位置づけ
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〇特別保護地区等中央エリア ~保全・再生と利用の好循環により砂丘の魅力発見に繋げるメインエリア~ |
現行の保全・再生を主体とした取組方針「砂が動く砂丘の再生」に加えて、「砂にふれあう体験の創造」を追加。 ⇒保護と利用のバランスを考慮したゾーニングを適切に行ったうえで、持続的な除草の取組及び利活用(ガイドツアーや様々なアクティビティの機会の創出)を進める。 |
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○鳥取砂丘西側エリア ~学びと遊びを通して鳥取砂丘を深く知る滞在型観光の拠点~ |
新たに整備された拠点施設や滞在型施設などとアクティビティなどの体験コンテンツの連携を推進し、滞在時間拡大や満足度向上につなげる方向性を明確化。 |
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○多鯰ヶ池エリア ~廻り楽しみ、水に親じむ緑豊かな水公園~ |
カヤックやSUPなどの水面でのアクティビティや手作りいかだレースなどの地元団体が主体で実施する地域活性化の取り組みなど積極的な利活用を推進し、砂丘の魅力向上や来訪者獲得につなげる方向性を明確化。 |
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○鳥取砂丘東側エリア ~砂丘のメインエントランスと福部砂丘一帯の滞在・周遊促進エリア~ |
砂丘商店街などの観光メインエリアに加え、福部砂丘一帯の新たな禾」活用の可能性を見据えた検討を進める方向性を追加。 |

