鳥取県地域づくり推進部とっとり弥生の王国推進課は、令和3年度に青谷上寺地遺跡でボーリング調査を計画している。遺跡の詳細な内容を確認しその成果を補完するための予備調査に当たるもの。全体では4200万円を投じて発掘調査を進める。
【青谷上寺地遺跡第19次発掘調査】
同遺跡の整備計画を補完するため、青谷上寺地遺跡の詳細な内容を確認する発掘調査と予備調査(ボーリング調査)を実施する。併せて貴重な出土品を後世に引き継ぎ、出土品の調査研究や活用を可能とするための恒久的な保存処理を行う。事業費は3408万9千円。
(1)発掘調査(第19次発掘調査)
調査目的は、第18次発掘調査で確認した港湾施設の可能性のある造成跡の性格を解明するためで、これが2力年計画の第2年次となる。
調査面積は90平米(15.Om×6.Om)を予定しており、発掘調査支援委託業務により実施する。
そのほか、令和2・3年度第19次発掘調査の出土遺物について整理作業(洗浄・注記・接合・復元・図化等)を行う。
(2)整備予備調査
ボーリング調査を実施する。概要は10m×2地点で、280万5千円を予算化した。
(3)埋蔵環境調査
観測孔1本の移設と、移設先1地点と既存の観測抗4地点の同時観測(ph値測定、酸化還元電位測定、溶存酸素測定ほか)を行う。210万3千円。
(4)出土品の保存処理(国庫1/2)
第18次調査出土木製品を直営により保存処理するほか、第1次調査木製品3点を専門業者に委託して保存処理する。352万1千円。
(5)調査整備活用委員会
7月と3月に調査研究部会を開催し成果や課題などをまとめる。44万9千円。
【補足】
全体事業費は4296万7千円。これまで、詳細な発掘調査を実施することで青谷上寺地遺跡の様相が徐々に明らかになってきた。この調査成果は、計画的に刊行している発掘調査報告書において公開しており、学術的にも高い評価を得ている。