県地域づくり推進部とっとり弥生の王国推進課は、令和3年度から2か年かけ、史跡青谷上寺地遺跡整備事業を本格化する。想定概算事業費は17~20億円。令和5年秋の部分開業に向け、3年度は土木・建築工事に拍車をかける。
計画によると、令和3年5月から史跡南側で工事用道路、土工事(掘削・盛土)、水路工事に着手する。またエントランス施設は4月から造成工に入り、9月半ばで完了する。
一方、建築工事は9月半ばに公告~仮契約~本契約と推移し、12月半ばから建築工事に着工する方針だ。建築工期は約1年。また維持管理用倉庫もガイダンス施設と同時期に公告するが、工事は令和4年7月に着工する。
建物規模は、ガイダンス施設がRC造一部W造2階建て延べ約2000㎡、高床倉庫(W造一部S造)平屋建て延べ約15㎡×2棟、トイレなどの便益施設(W造平屋建て延べ面積約87㎡)。

【年次計画・事業費】
(1)年次計画
段階的に工事着工し、令和5年秋にプレオープン、令和11年度にグランドオープン予定。概算事業費は17~20億円で、これに展示関係施設約2億円を含める。
工事費等の予算額だが、令和3年度に7億1923万3千円、4年度(債務負担行為額)は9億0434万6千円。
| 整備箇所 | 内容 | 金額 |
| 弥生の湿地ひろば | 造成工、地下排水工、溝・水路復元、湿地復元、仮設工 | 2120万9千円 |
| 弥生の暮らし体感ひろば、にぎわい交流ひろば | 造成工、地下排水工、水路工、仮設工 | 4368万7千円 |
| エントランス地区(造成工) | 進入路設置、駐車場造成、水路工 | 4035万1千円 |
| 小計 | 土木工事 | 1億0524万7千円 |
| 委託費 | 監督補助委託 | 238万5千円 |
| 事務費 | 現地指導旅費、報償費、需用費等 | 129万5千円 |
| 合計 | 土木系総額 | 1億0892万7千円 |
【展示ガイダンス施設(R3~R4年度)】
| ~ | 令和3年度(当初要求) | 令和4年度(債務負担行為) | 合計金額 |
| 施設工事(機械・設備込み) (ガイダンス施設、便益施設等) |
5億4300万4千円 | 8億8285万8千円 | 14億2586万2千円 |
| 委託費(工事管理費) | 468万円 | 2135万2千円 | 2603万2千円 |
| 手数料(適合性判定申請料等) | 167万7千円 | 13万6千円 | 181万3千円 |
| 建築基本・実施設計・展示設計 | 6044万5千円 | ~ | 6044万5千円 |
| 事務経費 | 50万円 | (R4当初に要求) | 50万円 |
| 合計 | 6億1030万6千円 | 9億0434万6千円 | 15億1465万2千円 |
【事業目的】
保存状態の良い多種多様な道具類、生活廃棄物、人骨、朝鮮半島や中国に由来する品々が出土することで知られる全国屈指の弥生時代遺跡「青谷上寺地遺跡」を適切に保存し、有効に利活用するため、展示施設などを整備する。
令和5年度のガイダンス展示施設等の一部オープン、令和11年度のグランドオープンに向け、土木工事、施設工事等を促進する。
【整備活用の基本方針】
(1)整備の要点
○弥生時代の環境や人骨の出土状況再現
○優れた出土品や最新成果の展示
○当時の生活技術を体感
(2)活用の要点
○むきばんだ史跡公園との連携
○弥生時代の歴史や文化を満喫
○地域振興と歴史遺産観光の促進
【経過】
平成28年度から平成30年度まで整備基本計画(詳細化)の策定、史跡指定地内の一部について整備基本設計を実施。令和元年度はエントランス地区整備のため土地を公有化した。
令和2年度から土木工事の実施設計、一部仮設道の工事を実施し、土木工事や展示ガイダンス施設等の建築設計、展示設計に着手している。