鳥取県土整備事務所が令和8年度、岩美町で計画している河川事業を掲載した。
蒲生川河川改修工事の新岩本橋から上流区間の整備について
【1経緯、概要等】
蒲生川は下流から改修を進め、岩本橋~新岩本橋(下流区間)は令和8年度には整備が完了する見通しとなっている。その次は、新岩本橋~恩志橋(上流区間)の整備を計画している。
【2今後の予定と課題、対応方針、実施状況等】
上流区間は道路橋、鉄道橋など大規模構造物が多く、整備計画規模(1/50年)の改修には相当期間を要すると見込まれるため、当面は整備規模を縮小した暫定整備に取組み、段階的に治水能力を向上させていく。
【暫定整備】
〇新岩本橋~JR・本庄橋:1/30年確率規模で河道掘削
〇JR・本庄橋:現状維持
〇JR・本庄橋~小田川合流点:1/20年確率規模で河道掘削と築堤
〇小田川合流点~恩志橋:1/20年確率規模で河道掘削
このことについて、令和5年2月に地区役員合同の説明会を開催し、暫定整備を進めることを説明した。これに対して、反対意見は無く地元は理解を示した。
なお、JR橋梁付近は現況断面で1/30年の流下能力があり、暫定整備時は改修しない。河崎地区からJR橋梁付近の改修を優先すべきとの意見は聞いている。(平成29年11月説明会)。
そこで、橋梁付近の整備(1/50)を先行する案と暫定整備案を比較したところ、暫定整備案の方が家屋等の資産や営業等の経済活動への被害軽減効果が早期発現する結果となった。
ただし、小田川合流点の水位は暫定整備の場合より橋梁先行整備の方が5cm程度低くなる。低下する水位(現況比)では橋梁先行整備22cm、暫定整備17cmと想定された。
【令和8年度計画】
R8年度は引き続き新岩本橋下流左岸の護岸整備を推進。また上流区間の暫定整備工事着手に向けた準備を進める。

日比野川河川改修工事について
【1経緯、概要等】
本事業は岩美町大谷地内の日比野川で、上流集落(大岩駅周辺)の浸水防止を目的として、宅地跡地により狭窄部となっていた未整備区間(L=180m)の河川改修を行うもの。
令和3年度岩美町要望に係る意見交換会で改修要望を受け、地元用地協力を前提に事業を進める方針となった。
岩美町を通じて大谷自治会と地権者1名の地元同意書の提出を受けたことから、令和4年度に右岸側護岸工の測量・詳細設計業務を実施し、その後用地交渉を行っているが、地権者の了承が得られないため、事業休止の状態が続いている。
【2 今後の予定と課題、対応方針、実施状況等】
令和4年度に修正設計・用地測量・用地補償を実施し、令和6年度に護岸工事着手を目指していたが、地元同意を得られず中断している。
令和6年9月に大谷自治会へ状況報告を行い、事業休止予定となることを伝えた。
岩美海岸(陸上地区)における侵食対策の進捗状況及び浜崖対策の実施について
令和8年度は埋設護岸1億1600万円を予算化した。延長75m。サンドバック工による浜崖後退抑止効果を確認した。

岩美海岸(浦富地区)の浜崖状況と今後の予定について
令和2年度と令和3年度の冬季風浪にて浜崖の後退が進行した。現在は必要に応じてサンドリサイクル等で応急対応している。

【今後の予定】
令和4年9月の人工リーフ完成後2~3年間のモニタリングの結果を踏まえ、人工リーフ整備の効果検証を行う(令和7年度より実施中)。
令和8年度は、効果検証に併せて浜崖対策の予備設計を実施する。案がまとまつた段階で、町と調整しながら地元説明会を開催する(令和8年夏頃予定)。
また効果検証を踏まえ、効果的なサンドリサイクル養浜位置の検討、浜崖対策の詳細設計を実施する。(令和8年度予定)
岩美海岸(陸上地区)のサンドバツク整備が完成する頃(令和9年度完了予定)に、引き続き浦富地区の浜崖対策工事に着手する。令和10年度着手予定。
浦富地区治山工事について
浦富地内の住宅裏の斜面で小崩落が発生しており、斜面対策が必要なことから、治山事業を実施する取り組み。
〇浦富地区復旧治山事業
岩美郡岩美町浦富
令和5年度~令和10年度。概要=法枠工A=4071㎡、土留工L=38m
【実施状況と今後の予定】
〇令和4年度概略設計完了。
〇令和5年度予算のゼロ国債により詳細設計完了。
〇令和6年3月より工事着手。
〇令和8年度も引き続き法枠工を施工。浦富地区復旧治山工事(3工区)(国補正)・田中組受注。
工期:令和8年4月15日~令和9年2月5日

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