災害 計画・構想

智頭町・林道中ノ津線落石対策~危険個所は100箇所以上、過疎代行を要望

投稿日:2025年07月08日 03:09 更新日:

 令和5年9月(令和5年災)に智頭町の林道中ノ津線で発生した落石について、智頭町と八頭県土整備事務所、東部農林事務所が今週中に協議することが決まった。実務者レベルでの会合で現状確認が主体となりそうだが、地元では「100箇所を上回る落石危険個所が確認されている。林道周辺は観光名所・散策ルートとして知名度が上がっており、安心して周遊できるよう対策を考えてほしい」と話している。

【経過】
 令和5年災で被災したのは、林道施工時の切土斜面より上の斜面。数か所の落石をはじめ、「今後の雨量によっては大規模な災害の可能性が高い箇所」がこれまでに100箇所以上確認されている。
 しかし、前述したように「切土斜面より上の斜面」が危険個所であるため、県農林水産部は「林道事業では対応困難」と難色を示し、治山事業でも「保全対象に人家等がない」ことから智頭町単独での復旧作業を示唆していた。

【観光・森林セラピーの拠点】
 これについて智頭町では「被災した箇所は芦津渓谷の中心的なエリアで、原生林のなかでハイキングやキャンプ、ヤマメ釣りが人気を集めている。近年は東京や大阪など大都市圏に飽きた外国人観光客らが増加傾向にあり、また森林セラピーの重要な拠点となっている」と鳥取県内の重要な観光資源であることをアピール。

 さらに「智頭町単独では莫大な復旧費を負担するのは厳しく、復旧にもかなりの期間がかかる。県の過疎代行で支援いただければありがたい」と話していた。

-災害, 計画・構想
-,

執筆者:

関連記事

no image

鳥取砂丘月面化プロジェクト~実証フィールド整備に1億円、ドローン測量で3次元化も

 鳥取砂丘を宇宙産業開発の実証・実験フィールドとして活用する新規・鳥取砂丘月面化プロジェクト事業が令和4年度からいよいよスタートする。  事業では月面環境を模したフィールドを乾燥地研究センターに整備す …

no image

県土整備部 令和8年度「流域治水及び減災対策協議会」開催内容を報告~河道掘削、田んぼダム推進

 近年の激甚化・頻発化する水害へ対応するため、鳥取県では流域のあらゆる関係者が協働する「流域治水」と、国・県・市町村が連携した「減災対策」を一体的かつ計画的に推進している。令和8年6月に県内3地区で協 …

no image

県土整備部 国土強靭化第2期計画決まる 令和3年度から5か年で

 県土整備部技術企画課は24日、3月中旬に開催した第3回鳥取県国土強靱化推進評価会議の概要を明らかにした。会議では令和3年度から7年度までの第2期計画案を審議・承認しており、この計画に沿って県内インフ …

no image

鳥取駅周辺再生基本構想 歩行者動線、バスターミナル、公共駐車場整備など10事業盛り込む

 鳥取駅前を中心とする再生基本構想がまとまった。「居心地が良く歩きたくなる」といった6つの基本方針を軸に、従来より指定エリアを縮小し鳥取駅周辺地区を「鳥取OACIS」という名称で多彩な施設整備に取り組 …

no image

八頭県土 船岡殿~日下部バイパスルートについて、八頭町への回答と課題は

 八頭県土整備事務所と八頭町との意見交換会が令和8年7月8日に開催され、国道482号船岡殿~日下部から国道29号まで東西をつなぐバイパスルート整備について協議した。  令和6年度から県財政課にたいして …