令和5年9月(令和5年災)に智頭町の林道中ノ津線で発生した落石について、智頭町と八頭県土整備事務所、東部農林事務所が今週中に協議することが決まった。実務者レベルでの会合で現状確認が主体となりそうだが、地元では「100箇所を上回る落石危険個所が確認されている。林道周辺は観光名所・散策ルートとして知名度が上がっており、安心して周遊できるよう対策を考えてほしい」と話している。
【経過】
令和5年災で被災したのは、林道施工時の切土斜面より上の斜面。数か所の落石をはじめ、「今後の雨量によっては大規模な災害の可能性が高い箇所」がこれまでに100箇所以上確認されている。
しかし、前述したように「切土斜面より上の斜面」が危険個所であるため、県農林水産部は「林道事業では対応困難」と難色を示し、治山事業でも「保全対象に人家等がない」ことから智頭町単独での復旧作業を示唆していた。
【観光・森林セラピーの拠点】
これについて智頭町では「被災した箇所は芦津渓谷の中心的なエリアで、原生林のなかでハイキングやキャンプ、ヤマメ釣りが人気を集めている。近年は東京や大阪など大都市圏に飽きた外国人観光客らが増加傾向にあり、また森林セラピーの重要な拠点となっている」と鳥取県内の重要な観光資源であることをアピール。
さらに「智頭町単独では莫大な復旧費を負担するのは厳しく、復旧にもかなりの期間がかかる。県の過疎代行で支援いただければありがたい」と話していた。
