JR鳥取駅周辺の再整備をめざす鳥取市都市整備部は、令和6年3月27日に「第4回鳥取駅周辺リ・デザイン会議」を開催し、新イメージ図などを明らかにした。

(完成イメージ)
会議では、鳥取駅周辺の基本方針を、
①集約型交通ターミナル機能の再編
②まちなかへ賑わいを滲み出す空間整備
③市民が集いたくなる利便施設。公共公益施設の整備
④民間の誘導・整備による多機能な複合施設の整備
~以上4点と設定し、現行のケヤキ広場周辺に「にぎわい広場」、また高架下に「交通広場」を新設するデザインを示した。
【高架下交通広場】
バスターミナルと交通広場を再編し、利用しやすく機能が集約されたターミナルを整備。また、乗り継ぎ利便性や駅を介した南北のアクセス性を高めるために、高架下に交通広場を新設する。
改札との近接性を高め、来訪者の玄関口となる鳥取駅周辺で、観光やビジネスヘのワクワク感を高めていく。

(交通広場)
【にぎわい広場】
にぎわい広場には、若者や子育て世代が駅前広場に集い、楽しみ、滞留できる空間を創出するために広場等のオープンな空間を整備し、広場空間を日常的な滞留空間として利用するだけでなく、地域のイベントや災害時の一時避難場所、積雪時の雪の退避場所などに活用する。

【駅周辺とまちなか】
また鳥取駅周辺とバードハットなどの「まちなか」を連携する地下通路やペデストリアンデツキで接続し、既存の商店街や商業施設とも物理的に連携できるよう再整備する。

【今後の予定】
今回の会議で基本計画案が承認されたことから、鳥取市は令和6年4月22日~5月13日までパブコメを募集。意見集約し6月に基本計画を策定する。令和6年~7年度に具体的な整備計画を取りまとめ、令和8年度から5か年程度かけて整備工事に着手する。
都市整備部の筒井課長は「そもそも鳥取駅周辺の土地は県とJR西日本が所有している。いわば他人の土地の利活用を市が進めているわけで、まず3者が同じ視点で事業を進めていくよう働きかけたい」と話している。
※以下は令和6年3月3日の記事
鳥取市 第三回鳥取駅周辺 リ・デザイン会議~意見交換会概要「駅北・駅南一体化を」
鳥取市まちなか未来創造課は、今年(令和6年)1月16日に開催した「第3回鳥取駅周辺リ・デザイン会議」について、会議の席上で交わされた意見交換の内容を明らかにした(2月27日)。
内容はおおむね好意的なものが大半で、「南北をつなげた交通機能強化により、駅周辺交通の円滑化に繋げてほしい」といった意見や、「駅北側からバード・ハット方面に、単なる歩道橋でつなぐだけではなく、駅北側とまちなかを一体化させるデザインが必要」という提案が寄せられた。
また、今回の会議とは別の場所で聞いた話だが、「老朽化が懸念される文化センターや文化ホール、市民会館、福祉文化会館を駅西側の複合施設(公共公益施設)に一体的に建設してはどうか」という意見があった。
今後のスケジュールだが、令和6年3月27日(水)午後2時から第4回会議を開催する予定で、再生基本計画(原案)について取りまとめる予定。具体的な再生計画の骨子は令和7年度下期に完成させる。
■鳥取駅周辺再整備のめざす将来像
(官民連携分野、人材育成、デジタル活用など)
【委員からの主な意見】
〇南北をつなげた交通機能強化は、委員の皆さんも同じ意見だと思う。この方針を大切にしながら、駅周辺交通の円滑化に繋げてほしい。
〇交通ターミナルの整備により、バスの錯綜や交通渋滞が解消されるという事が重要である。今後、駅南北の連携での効果や意味合いを示していく必要がある。
〇将来的に、様々なモビリティが変化していく中で、その変化に対応できるような柔軟な構造を考えていく必要がある。
〇公共公益施設を駅周辺に集約することは、民間事業者や市民の関心度を高めていく事に繋がっていくと思う。
〇公共公益施設に何を入れるかという部分は、市や県で棚卸しをして、検討していくという事をやってもいいと思う。
〇駐車場の活用の仕方も特に重要である。駅前の一等地を有効活用する上でも、立体化したり、ライドシェアの形で車そのものを収容したりする発想を持ちながら、うまく整備した方がよい。また、民業圧迫にならないようにするためには、差別化(金額設定など)を考えていくことも必要である。
〇駅周辺の再整備がなされるのは10年後になると思う。そこを見据えて、特に若い人達に10年後の姿を描いてもらえるような形で、ワークショップやアンケートを行ってほしい。
〇駅から広げていく部分は、この会議だけではうまくいかない事も出てくると思う。今後、他の会議と横で繋ぐような事も検討するなど工夫しながら進めていった方がよいと思う。どのような体制で施設運営やまちづくりをしていくかをイメージしながら検討する方がよい。
〇駅北側からバード・ハット方面に、単なる歩道橋でつなぐだけでは面白くない。駅北側とまちなかを一体化させるようなデザインの検討が必要だと思う。
※以下は令和6年1月18日の記事
鳥取市 第三回鳥取駅周辺 リ・デザイン会議~イメージパースを公開、整備計画は令和7年に
鳥取駅周辺の再生をめざし、そのビジョンと基本方針を考える第3回鳥取駅周辺リ・デザイン会議が令和6年1月16日に開催され、イメージスケッチなどを公開した。
鳥取駅の将来像を「次の50年へ。未来創造ステーション」と定め、「今を生きる我々が、次の50年へと繋ぐ架け橋となり、感動に満ちた輝かしい未来を描き、その礎となる中心拠点を創り上げる」とした。
この目標を達成するため、「産官学金が連携し、新しいライフスタイルと多様な人々の交流の場を築き、未来をリードする人材を育む好循環な環境を形成し、鳥取の未来、山陰の未来、日本の未来を創造する」と掲げた。
会議では、提示した原案について反対意見は無く、おおむね高い評価を得た。ただ、イメージパースについては「まだ未確定な部分が多く、このプランが独り歩きしてはいけない」と話していた。
今後のスケジュールだが、令和6年3月27日に第4回会議を開催。令和6年上半期に駅周辺交通量調査を実施するほか下半期には交通ターミナルの位置検討や駅前広場デザインの検討などを開始する。
順調にいけば令和7年後半に整備計画を策定する見込みだ。
※以下は令和5年10月29日の記事
第二回鳥取駅周辺 リ・デザイン会議~基本構想2案を提示、具体化は令和7年以降か?
鳥取駅周辺の再整備を考える「鳥取駅周辺リ・デザイン会議(座長 谷本圭志・鳥取大学大学院工学研究科教授)の2回目の会合が10月27日、鳥取市役所で開催され、50年後を想定した基本構想の絞り込みに入った。
令和5年度は、「鳥取駅周辺に何が必要で、何が求められているのか」といったおおまかな方針を産業・学術・官・金融が連携して策定。引き続き令和6年度から基本計画をまとめていく。
なお、基本構想の叩き台は復建調査設計が担当した。
会議では「次の50年へ。未来創造ステーシ ョン」をめざす将来像と考え、①災害に強いまちづくりの拠点、②先端技術の導入、③市民や民間との共創~を再整備の重要な視点と捉え、以下の2案(整備イメージ)を提示した。
【デッキ広場案】

【平面広場案】

同会議では令和6年3月末までに基本構想をとりまとめ、令和6年度(4月以降)から基本整備計画の策定に向けた協議を進めていく。具体的な作業は令和7年度以降となりそう。

