智頭町が今年(令和6年)2月に公募型プロポーザルを実施し、最優秀提案者に選定されたSYAを主催する矢萩 智氏が近く智頭町を訪問する。旧平野邸の現状などを改めて視察し、基本計画・設計などに取り組むための視察。予定では4月8日に来訪し、数日程度かけて古民家とその周辺などを調査する。順調にいけば令和6年4月から基本・詳細設計に入り、秋ごろに改修作業に入る。完成は令和7年3月頃とみられる。
施工者は不明だが、「智頭町内の業者を使うこと」といった施工条件を智頭町は設定していない。
【プロフィール】
SYAを主宰する矢萩 智(Satoru Yahagi)は、1989年北海道生まれ。2015年東京理科大学理工学研究科建築学専攻を修了し、2018年〜2020年に隈研吾建築都市設計事務所に勤務。2020年よりサトルヤハギアーキテクツ/SYAを設立し2023年日本空間デザイン賞「サステナブル空間賞2023」受賞するなどその卓越した才能が高く評価されている。
※以下は令和6年2月20日の記事
智頭町 旧平野邸は東京・SYAが最優秀者に、古民家をアトリエ・ギャラリー
智頭町内の古民家・旧平野邸を再生利用するため、全国から広く提案募集した「旧平野邸公募型プロポーザル(提案競技)」が令和6年2月20日に開催され、「SYA 代表 矢萩 智」が最優秀提案者に決まった。平野邸を大規模改修し、長期滞在可能な宿泊施設(アトリエ)やギャラリーなどにリニューアルするもの。以下に結果概要を掲載した。
【プロポーザル結果】
2024年02月20日 13:00 – 建築
●旧平野邸公募型プロポーザル(企画・提案)による事業者募集
(八頭郡智頭町智頭495番地)
最優秀提案者=SYA 代表 矢萩 智(東京の設計事務所に勤務していたが独立。母屋を宿泊施設、蔵などの付随施設をギャラリーなどに改装する。設計と工事は令和6年度に着手し、令和7年4月ごろに開業予定)
審査された事業者(参加事業者数 3者)は、 整理番号1 A者(熊本県)、整理番号2 B者(大阪府)、整理番号3 SYA(東京都)
審査委員講評(総評)
この度の旧平野邸公募型プロポーザルにおいて、参加いただいた3社の提案は何れも優れたものであり、企画提案書やプレゼンテーションなどに多大な時間と思いをかけていただいたものと思われます。智頭町地域活性化の思いを汲んでいただいた素晴らしいご提案をいただきましたことに心より感謝いたします。 今回の審査会では、プロポーザルの実施要領に記載した「新たなアイデアや活用によるにぎわいの創出」を軸に審査を行いました。 審査は事業実施方針、事業遂行能力、提案内容の項目で審査を行い、すべての提案内容が強みを活かした魅力ある提案でした。 最終的に最優秀者に特定した提案は、智頭宿の地域活性化に資する取り組みのほか、地域住民を巻き込んだ事業となっており、継続的な事業実施体制となるのではと期待して決定しました
落 SYA:0(予0)
【備考】智頭町企画課。2023年(令和5年)10月10日公告。提案競技は13時~17時まで。本プロポーザルは、智頭町が所有する築約100年以上の古民家「旧平野邸」を利活用する事業者を公募型プロポーザルにより選定する。 選定された業者には、物件の無償賃借、利活用に係る経費を補助することで、危険な空き家等の発生を予防すると共に、本町の地域活性化を図る。敷地456.17㎡。建物規模=W2F約200㎡、土蔵2棟(W2F16.48㎡、W2F31.42㎡)ほか。
※以下は令和6年2月3日の記事
智頭町 旧平野邸公募型プロポーザル、近く提案競技開催~古民家再生へ
智頭町内の古民家を再生し地域活性化の拠点としてリニューアルする「旧平野邸公募型プロポーザル(提案競技)」が近く開催され、最優秀提案者を決定する。
提案競技は令和5年10月10日付で公告し、参加資格を旧平野邸の利活用事業実施に関心のある企業、NPO、その他これらに類する団体を対象としたところ、東京、大阪、福岡の3地区から計3者が提案競技に参加する意向を示した。
最優秀提案者には国と県から総額5000万円(上限)を補助するが、近隣の事業所等と連携した事業を10年以上継続することが条件となる。

【提案競技】
提案競技は令和6年2月20日午後1時から午後5時まで、智頭町役場で開催され、東京、大阪、福岡の3地区から3事業者が参加する予定で、智頭町が組織した選定委員会が審査する。学識経験者なども含まれるが、非公開。
【支援制度など】
また、智頭町からの支援制度として、
①土地、建物の無償賃借
貸付物件を一括して定期建物賃貸借契約により貸付。
貸付期間は契約締結日より10年間以上とし、詳細期間については選定業者と応相談の上、決定する。
②改修費等に対する補助
補助対象:地域活性化のため、宿泊施設、交流施設、体験学習施設、創作活動施設、文化施設等の用に供するために行う改築等に要する費用
補助額は事業費の2/3、上限5000万円とする。
【経過】
旧平野邸は平成27年に智頭町へ寄贈された個人宅。築100年以上が経過した古民家で、平成30年に国が認定した重要文化的景観「智頭の林業景観」を形成する文化財のひとつ。敷地面積は456.17㎡、建物規模は母屋W2F約200㎡、土蔵2棟(W2F16.48㎡、W2F31.42㎡)ほかで構成する。
なお、同事業は令和3年度にも提案競技を公募したが、コロナ禍が影響したためか、応募は無かった。今回が2回目。