〇「たまには議会筋の情報も勉強したほうがいいですよ」と某町村議会議員さんから資料をいただいた。「八頭町議会だより2月号」だ。紙面に小原議員の質問内容が掲載されていて、内容は多岐に渡る。
その中で役場庁舎の現状について質問があったのでこれを紹介したい。
【質問と回答】
議員は「本庁舎の耐用年数が令和5年と迫っているが、建替えについてどう思っているのか」と質問。吉田町長は「部署の再編をはじめ、財源の確保が必要だ。将来的な財源状況を見極めた上で対応したい」と話すにとどめた。
【過去の経緯】
この財源問題というのは、かなり重要な課題だ。一般的に起債事業となる役場庁舎建替えを、いかにして町財政に負担のかからない事業にするか。10年くらい前だったと思うが、当時の平木町長は「県の八頭庁舎に間借り出来ると助かるんだが」と半ば冗談のように話したことがある。当時もカネが無かったし、また八頭県土整備事務所と密接することで、町内の公共事業が進めやすくなるメリットもあった。そんなことから、県を巻き込むつもりだったのかもしれない。
その後、財務省の役人が八頭町を訪問し「庁舎を建替えるなら、近隣の国・県庁舎と合築を」と要請したこともあった。国土交通省郡家維持出張所や八頭総合庁舎(当時)、郡家警察署といったところだ。警察署は最近耐震補強したばかりだが、実は内部の老朽化はかなりのものらしい。八頭庁舎、郡家維持出張所も同様で、建替は時間の問題だろう。
とはいえ、この合築案も消えた。異なる組織が「一つ屋根の下」に収まるのは無理がある。仕組みやしきたりが違うとやりにくいのだという。
数年前に開催された庁舎建設に係る検討委員会では、八頭町単独で建て替える方針が決まった。建設場所は「今後の相談」ということで、今もその流れが続いている。
【コンパクトシティ構想】
そのような中、自民党関係者から聞いたのは、国が推奨する「コンパクトシティ構想」だ。この事業を導入すれば、国や県から手厚い支援が得られるのだという。行政や医療、福祉施設、商業施設、交通機関などを1箇所に集約することで、将来的な維持管理費を軽減できる。この構想を八頭町が策定し国が承認すれば、大型事業が動き出すのだという。
近いうちに、まちづくりの方向性が決まるのではないか、という噂もあり、ちょっと気にしている。
ちなみに、八頭町役場本庁舎(郡家493)の履歴だが、昭和43年11月30日に供用開始した庁舎で、規模・構造はRC3F1440.41㎡。何年か前に耐震改修を実施済みだが、執務室も駐車場も狭く、老朽化の進行に歯止めはかからない。