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県農林水産部 八東川、日野川で魚道改修に5千万 アユ遡上を促進

投稿日:2022年06月17日 08:28 更新日:

 県水産振興課は、八東川と日野川の2河川を対象に「小わざ魚道改修事業」を計画している。当初は八東川のみ計画していたが、5月補正で日野川も追加した。2河川に約5000万円を投入し、鮎遡上を促進する。

【対象河川と事業費】
■八東川(千代川水系)=永野堰中央=鳥取市河原町片山:2919万3千円(当初予算)

■日野川(日野川水系) =蚊屋堰左岸=伯耆町吉定:2000万円(5月補正)
注:蚊屋堰は令和3年度に設計済みで、当初は令和5年度に施工予定としていたが、現在、国土交通省が付近で工事を実施しており、その施設を共用することで工事の効率化を図ることにした。

【背景】
 県内3河川(千代川、天神川、日野川)では、平成26年以降アユ遡上量の減少傾向が顕著になり、漁協による産卵場造成やカワウ対策等、アユ資源回復のため、様々な取り組みを進めている。
 アユ資源量を低下させる要因には、アユ遡上量の低下の他に、魚道が機能しないことで生息に適した場所までアユが遡上できないことや、魚道機能の低下した堰堤下部にアユが滞留しカワウ等による食害が大きくなりやすいこと等が考えられている。

 そのため、アユ不漁対策の一環として、老朽化した魚道を改修することにした。

 なお、令和4年度のアユ遡上状況をみると、日野川では9年ぶりにまとまった量(4月末までに50万尾超)の遡上を確認しており、地元漁協から魚道整備に対する強い要望が挙がっている。

【そのほか】
 国、県、漁協、専門家らが河川環境や生物・生態系保全等に関して情報を共有し、水辺の環境保全の推進と実施について協議する「水辺の環境保全協議会」を平成29年6月5日に設置。
 本協議会で魚類等の遡上を阻害している魚道の改修や河川環境の改善に関わる施策等について協議しており、これに基づき、令和3年度は天神川郡山堰堤の魚道を整備した。

 鳥取県では緊急に修繕する必要があると判断した堰堤10基について設計、施工を進めており、これまで郡山大口堰等3基を施工済み。現在永野堰を施工中。

 なお、3河川とも小わざ魚道を整備することで魚介類の遡上が容易になり、特にアユについては上流の生息適地や好漁場に到達する個体数の増加が期待できる。

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