県土整備部空港港湾課(境港管理組合)は、7月1日付で境港港湾計画を改定した。
同計画は令和元年度に「境港長期構想」に基づいて改修計画を進めていたが、近年の境港を取り巻く社会的情勢の変化や要請等を踏まえ、境港の機能を大幅に強化した境港港湾計画をとりまとめたもの。
令和3年6月21日に開催された交通政策審議会第82回港湾分科会(国の諮問機関)の審議で妥当との答申も得ており、今後、国からの答申通知があり次第、港湾管理委員会の決裁を経て港湾計画改訂を決定・告示する。
【1 境港港湾計画改訂(案)による計画貨物量等】
①目標年次:2030年代半ば(令和10年代半ば)
②計画貨物量:約510万㌧/年(2019年比+140万㌧)
③旅客人員:約30万人/年(2018年比+10万人136回/年)
以上を目標値とする。
貨物量の主な増加要因として、PKS・木質ペレットの輸入増が+40万㌧、コンテナ貨物(合板、製材、水産品等)の取扱い増が+16万㌧、原木の輸移入増が+10万㌧、金属くず等の輸出増10万㌧と推計している。
【3 主な事業計画】
①昭和南地区:新規岸壁(水深12m、230m)の整備、既存岸壁の耐農強化岸壁への改良
コンテナターミナルを拡張し、コンテナ船、バイオマス燃料輸送船、チップ船等で混雑が予想される昭和南1号・2号岸壁の混雑緩和と背後のふ頭再編を図り、輸送効率・機能の強化を図る。
また昭和南2号岸壁(水深10m、延長185m)を耐震改修し、災害時の緊急物資輸送機能を強化する。
②中野地区:既存岸壁の延伸(延長240m→250m)及びふ頭用地(7.8ha)の整備
原木船の大型化(3万DWT(載貨重量トン数)→4万DWT)に対応し、昭和北地区、昭和南地区での原木取扱いの集約化を進める。また原木及び金属くず等リサイクル貨物の取扱い増に備える。
③竹内南地区:既存岸壁の増深(水深lOm→10.5m)
世界最大級となる22万総トン級のクルーズ船受け入れに対応するため、前面航路・泊地等を浚渫する。
④境港公共マリーナ:東側への沖合展開(交流厚生用地1.8ha,防波堤340m等)
現在ほぼ満船となっている船舶保管施設を拡充し、マリンスポーツに係る2033年に予定されている鳥取国体や各種大会等の開催に必要な機能強化を図る。
⑤江島地区:既存岸壁(水深9m)の延伸(延長165m→250m)、外江地区:岸壁整備(ドルフィン→延長100m)
背後地にある合板生産企業の輸送効率・機能強化を図る。
