今年(令和8年)10月に開催される「ぼうさいこくたい2026in鳥取」の関連事業として、過去の大地震における建物復旧の知見を現代の文化財防災に活かすためのシンポジウム「昭和18年鳥取地震を振り返る—建物復旧から学ぶ文化財防災—」が、9月12日(土)にとりぎん文化会館(鳥取市尚徳町)で開催される。鳥取県が主催し、鳥取市歴史博物館(やまびこ館)が共催する。
■ 発災3カ月での住宅整備、能登半島地震でも活きた復旧知見
昭和18(1943)年9月10日に発生した鳥取地震では、膨大な建物被害が生じたものの、発災からわずか3カ月という異例のスピードで多くの被災者住宅が整備された。この迅速な応急対策や災害復旧のプロセスに関する研究成果は、令和7(2025)年1月に発生した能登半島地震での被災調査や応急措置の現場においても大きな役割を果たした。
本シンポジウムでは、当時の対応と現代の災害対応の接点をひもときながら、地域の歴史的建造物や文化財をいかに災害から守るかについて議論を深める。
■ 講演とパネルディスカッションの二部構成
当日は13時30分から開会し、第一部では関西大学環境都市工学部建築学科助教の西川英佑氏が「鳥取地震と能登半島地震の復旧を振り返って」と題して基調講演を行う。
続く第二部(15時〜16時15分)では、「昭和18年鳥取地震後の対策を今に活かす」をテーマにパネルディスカッションを実施。鳥取市歴史博物館(やまびこ館)主幹・学芸員の横山展宏氏と、鳥取県立公文書館専門員の池本美緒氏がパネリストとして登壇し、西川氏がコメンテーターを務める。進行は鳥取県地域社会振興部文化財課係長の松本絵理氏が担当する。
■ 開催概要・参加方法
・日時:令和8年9月12日(土)13時30分〜16時30分(開場13時)
・会場:とりぎん文化会館 第2会議室(鳥取県鳥取市尚徳町101-5)
・定員:70名(先着順・要事前申し込み/席に余裕がある場合は当日参加可)
・参加費:無料
・主催:鳥取県
・共催:鳥取市歴史博物館(やまびこ館)
【タイムスケジュール】
13:00 開場
13:30 開会
13:35 講演「鳥取地震と能登半島地震の復旧を振り返って」(講師:西川英佑氏)
14:45 休憩
15:00 パネルディスカッション「昭和18年鳥取地震後の対策を今に活かす」
16:15 質疑応答
16:30 閉会