八頭県土整備事務所は、八頭町船岡殿から日下部地内を東西に接続するバイパス道の整備について、令和8年度に調査を始める方針を八頭町に示した。
同事業は竹宮副所長らが3~4年前に構想を立ち上げた事業で、令和6年度には県財政課と協議を進めたものの、「整備効果や費用対効果が不明」で「全体事業費が多額」なことから事業化に至らなかった。
しかし、同事業により年間50万人規模の集客を誇る「大江の郷自然牧場」、「竹林公園」、隼ライダーの聖地「隼駅・隼神社」などの観光施設を線で結ぶことで相互連携が可能となることから、引き続き事業化に向けて八頭町との連携を強化する。
八頭町によると、町内の道路網は住民生活や地域の産業経済活動を支えるとともに、地域間の交流を促進する重要な基盤と位置付けられており、広域的な幹線道路網は国道29号、鳥取自動車道に続く県道河原インター線、国道482号等により構成されている。
そのような中、国道482号と用瀬インター線を東西につなぐ道路網として、船岡殿から日下部地内の延長5000m区間での道路整備(バイパス)を要望しており、この整備により、「安全性の向上」はもとより、多くの集客のある「大江の郷自然牧場」、「竹林公園」、「隼駅周辺」の観光施設を線で結ぶことで相互連携が可能となる。鳥取自動車道用瀬インターチェンジヘのアクセス向上も図り、地域間交流の促進に寄与すると同事務所に訴えた。
これをうけ、同事務所計画調査課は「国道482号は緊急輸送道路だが、一部未整備区間があることから防災上の課題がある。また高速道路IC(用瀬IC)から観光地、観光地間のネットワーク化を実現する道路整備は重要な課題と認識している」と回答。
また「バイパス整備の必要性を重視し、昨年度(令和6年度)に予算要求したが、財政当局から「整備効果や費用対効果が不明瞭」で「全体事業費が概算26億円と大きい」ことがネックとなり不採択になった」と報告した。
しかし、令和8年度も引き続き予算要求する方針で「現在の道路環境で町民が困っていることや、整備後はバイパス道をどのように活用するかなど、財政課を納得させる具体的な完成イメージを提示してほしい」と働きかけた。
