〇先日、智頭町議会の議員さんと7年度の事業などざっとしたあらましを聞いたのだが、「あと2~3年はじっと辛抱しないといけない」らしい。というのは事業費の償還時期が到来したためで、おおかた10年前に築造した智頭中学校などが重くのしかかっている。
なにしろ、当初は15億円の事業費だったのだが、「子供らにできるだけ良いものを」という想いから3億円が追加され18億に。さらに「校舎玄関の柱はホテルニューオータニの玄関前の柱と同じ太さにしないといけない」などとありとあらゆる趣向が施され、最後には23億円まで膨れ上がった。
「さすがにこれはやりすぎだろう」とその当時、議会筋もあきれていたが、いかにも智頭町らしい逸話ではある。
そんなわけで、令和7年度の智頭町は維持管理が中心となりそうだが、どうやら道路関係で大きな動きがあるかもしれない。志戸坂峠の高規格化の推進と、美作岡山道路の北部延伸だ。黒尾峠をトンネル化し、智頭インターまで接続する大掛かりな構想なのだが、近年岡山からの物流増加が課題になっているという。
「数年前は1~2トントラックがほそぼそと行き来する程度だったが、今は10トンクラスの大型トラックがひっきりなしに往来するようになった。鳥取市内ではエスマートをはじめとする岡山方面のスーパーが存在感を強めていて、市内の商業にも大きな影響を及ぼしている。これをなんとかしないといけない」と町議会の鼻息は荒い。
この3月末には金児町長はじめ智頭町の要人が東京へ陳情に向かうという。美作との太いパイプが経済交流を促し、鳥取県東部の活性化に不可欠な時代となりつつある。