鳥取市経済観光部観光・ジオパーク推進課が計画していた砂の美術館の砂像制作用の砂の入れ替え作業だが、実施時期は未定となりそうだ。また老朽化が著しい美術館のエアコンを令和8年度に全面更新する。
砂像に使う砂は古砂丘のものに限定されており、これまでの砂は高規格道路の砂丘トンネル掘削時に出た残土を再利用していた。しかし、現在は同所での採取は許可されておらず、同様の砂が埋まっているとされる鳥取市伏野の民有地から砂の採取を計画した。
地権者から同意を得て、砂の美術館の指定管理者であるイズミテクノJVが令和7年秋ごろにボーリング調査を実施した。調査業務は日化技研が請け負ったようだ。
また採取した砂は鳥取県建設技術センターに調査依頼し、その結果「砂の美術館と同等の古砂丘の砂」であることが分かった。採取予定は300m3程度。
ただし、採取するためにはこの民有地(山林)を雑種地に変更しなければならない。地目が変われば税率が上がるため、地権者に負担がかかる。そのような理由により、砂の入れ替え事業は令和8年2月現在凍結状態となっている。
なお、砂の美術館の施設全体の老朽化は塩害などにより深刻で、令和7年度にサンドパル(情報館)のエアコンを更新したが、令和8年度は美術館本体のエアコン更新工事を計画している。
※以下は2024年12月26日の記事
鳥取市砂の美術館 砂像制作用の砂を入れ替え、事業費500万
鳥取市経済観光部観光・ジオパーク推進課は、砂の美術館の砂像制作用に使用する砂を一部入れ替える。令和6年12月補正で566万5千円を予算化した。
今回は砂像制作に使う約3000m3のうち300m3を入れ替える。砂像制作者から「製作した砂像の顔などが一部崩れることがある」との指摘があり、強度を高めるために新しい砂を投入することにした。
新しい砂は福部町細川地内にある仮置場から搬入する。全体で920m3あり、そのうち300m3を使う。砂の入れ替えは同美術館が始まって以来、初めて。
砂像に使う砂は、約10万年前に堆積した古砂丘の砂を使用。粘土質を含むことから適度な粘着があり、砂像制作に適している。古砂丘の砂は、駟馳山峠道路の砂丘トンネル地下から取得した。
今回は鳥取県建設技術センターの調査・解析が役立ったという。
搬入作業は、現在開催中の「フランス編」が終了する令和7年1月5日に実施する予定で、引き続き「日本編」の制作に入る。作業は以前から作業に携わっていた田中工業と随意契約を締結する見込み。