若桜町の令和3年度施政方針を紹介させていただくことにした。人口減少に歯止めをかける様々な取り組みや、従来と異なる組織作り、教育を主体としたまちづくりなど11項目。自分自身の覚書のようなものですが、ご参考になれば。
【特定地域づくり事業】
〇協同組合を設立し就業希望者を雇用し、雇用した職員を地域の職場に派遣する仕組み。各事業所の仕事を組み合わせ年間の仕事を創出する調整も協同組合が行う。
事業所単位では、年間を通じた仕事がないとか人件費が捻出できないなどの理由で、雇用の機会が失われているケースを救済し、さらに給与水準も確保するもの。これにより町内の働き場所が確保できる。
令和3年4月に協同組合を立ち上げる予定だ。
【環境大学との連携】
学生をターゲットにした移住定住。鳥取環境大学と協定を締結し、空き家を大学側に提供することで、大学側に空き家の改修設計から施工まで任せ、大学生向けのシェアハウスとして活用する。場所はまだ決まっていないが、若桜宿内ではないかと推測している。
これにより空き家の利活用と大学生の移住、さらに大学生のアルバイト先となる学習塾の開設などを計画。マンツーマンの指導により成績を向上させ、「学びの若桜町」を全国にアピールする。
【教育・若桜学園】
ICT教育の充実・ギガスクールの推進により、一人1台のタブレット端末等を児童生徒に提供する。さらに国がデジタル化を推進しているが、単独で取り組むには無駄も多く莫大な費用がかかるため、東部の1市4町で検討する考えだ。
【地域交通網整備】
新型コロナにより、既存の生活路線や高速バスはいつどうなるかわからない状況だが、昨年、吉川集落で地域コミュニティタクシーを開設したところ、利用者も多い時で月120人と予想以上の成果を得ている。これを継続するとともに、他地域に普及させる。
また諸鹿線やスクール便を運行していた「ワーカーズコープ」が諸事情により撤退することになった。その代替をタクシー会社に依頼する予定しており、住民の移動手段の確保に全力で取り組む。
【多目的グラウンド整備】
氷太くんに隣接する敷地を、わかさ氷ノ山トンネルの残土置き場として利用していたが、令和3年度に多目的グラウンドとして整備する。
活用策として、地域イベント・行事の場や子どもたちのサッカー大会、アメフトやマーチングバンドの合宿、さらにウィンタースポーツの開閉会式場、クロスカントリーのスタート・ゴール地点などを想定している。
【コンビニエンスストア整備(保留中)】
地元から要望があったコンビニだが、道の駅の敷地内に建設するよう準備を進めていたが、現在一時的に凍結中。
この施設を設置することで、若桜学園の児童・生徒が使う文房具の販売、高齢者や一般の方が必要な時に必要なものを購入でき、公共料金をいつでも払い込むことができるなど、生活の利便性を高めるもの。 引き続き地元住民や商業者らと協議を進める。
【まちづくり】
昨年(令和2年)より住民有志が参加し「未来ビジョンプロジェクト」を実施。未来ビジョンの実現に向けて、いろいろな提案を収集する段階にあり、町もこれを支援する。
【観光客誘致】
若桜町は若桜鉄道や若桜駅をはじめ、若桜宿の町並みや氷ノ山、岩屋堂、さらに星空保全地域に指定されるなど、観光資源に恵まれている。引き続き観光客誘致に努める。
また重要伝統的建造物群保存地区の指定を受ける予定で、古民家等を保存しながら、これを観光等に利活用する。
【氷ノ山開発】
昨年の雪不足とは打って変わり、スキー場利用者が増加した。スキー場やキャンプ場が新型コロナの影響をあまり受けないこともわかった。引き続き年間を通じて楽しめるリゾートとして、新たな発想を取り入れながら、新しい氷ノ山を目指す。
【農業・林業振興によるまちづくり】
〇若桜米のブランド化
米の乾燥・精米施設が、令和2年度に完成。今後は若桜米のブランド化と生産量に応じた販路開拓を進めていく。若桜の米が素晴らしいのは周知の事実であり、施設の利益が出るよう取り組む。残念ながらエゴマの売れ行きは昨年(令和2年)は芳しくなく、エゴマが体にどのように良いか実証し、健康食品として販売する。
〇29工房
単体の施設としては、ジビエの生産量日本一を誇る施設で、「若桜のジビエ」を町おこしにつなげていく。
【林業・森林資源】
昨年度(令和2年)から森林環境譲与税の交付を受けているが、この譲与税が交付されている都市圏と交流を図るなど、その使途を十分検討する。
なお、森林(もり)づくりや森林資源の有効活用の目指すべき方向性や、その実現に向けた戦略を示す「わかさ森林(もり)づくりビジョン」が近く完成する。