〇先日、八頭町内の建設業者から町役場の移転新築について、過去の経緯や現状などを聞いた。
①八頭町役場の移転計画は、10年以上前に動き始めていた。当時、「八頭県土整備事務所を廃止するのでは」といった噂が流れ、当時の平木誠町長が「廃止なら跡地はぜひ八頭町に」と県に掛け合ったという。財政面に厳しい八頭町にしてみれば、県から土地の無償譲渡が期待できること、郡家警察署や郡家駅など主要施設と連携しやすいことなどから「平木町長もグイグイ交渉した」らしい。
結局、地域からの反対もあり同事務所は事業継続し、八頭町役場の移転話もなにげに消滅したのだ。
②その後、5年ほど前に八頭町役場の移転について「庁舎あり方検討委員会」が設置され、「郡家駅周辺に移転新築するのが望ましい」という結論に至った。
また、前後して鳥取財務事務所職員が来町し「役場庁舎を建て替えるなら、近隣の県や国の事務所と合築をお願いしたい」と要請。建築時の補助など優遇措置を説明したという。
③今回の吉田町長の発言は、上記の経過を踏まえ「改めて県と交渉したい」と町議会に提案し、これを議会が了解したもの。「建設候補地が決まったわけではない」。
ただし、地元では「米子市と米子県土整備事務所のように、PFIを導入するのではないか」と懸念がある。「維持管理費や建設費が格安になるかもしれない。不安材料だな」。
実際のところ、八頭町では東郡家団地の建替えに伴い、2年前からPFIの勉強会を開催しているのだ。庁舎整備に導入してもおかしくはない。
~以上、聞き取りの内容を掲載したが、八頭町の最も重要な課題は「移住定住を促進し、いかにして人口を増やすか」だ。
平木町長は在任中、「町民がいなくなったら、おまえたちも必要ないんやで」と町職員に繰り返し話していた。10年以上前から、町存続への危機感はあったのだ。
役場庁舎をはじめ、老朽化した中央公民館や図書館のあり方もよく検討し、町民や移住定住者にとって望ましい場所、住んでよかったと思える施設整備を期待したいところだ。