令和4年8月5日、砂丘カフェ(タカハマカフェ)竣工しました。通常営業は8月11日から。
タカハマカフェ竣工(21枚)
令和4年7月16日。
以下は令和4年1月26日の記事
大変遅くなり恐縮ですが、㈱鳥取砂丘会館が開館60周年を記念し、昨年12月に着工した砂丘カフェの紹介を勝手にさせていただくことにしました。
知事を招いての記者発表が昨年12月13日、地鎮祭は同22日。華やかなイベントはとうの昔に終わっておりますが、本誌は我が道を行く。ひっそりと現地を訪問しました。

(隈研吾氏設計・砂丘カフェ)
【経過】
前述したように、鳥取砂丘会館が開館60周年を記念して、同会館(本館)の南側隣接地に砂丘カフェの建設を決めた。で、関係者が平井知事に面談し事業をアピールしたわけで。
設計は日本を代表する建築家・隈研吾氏。世界をまたにかけ斬新な建築設計を披露する芸術家だ。最近では新国立競技場の設計が名高い。
しかも、今回のカフェは鳥取県産杉材を使ったCLTを多用した建物で、鳥取砂丘の新しい観光拠点として期待されている。

(令和3年12月13日、平井知事を表敬訪問、隈氏はウェブ会議で出席)
【建物規模・構造】
規模構造はRC+CLT地上2階建延べ床面積189.84㎡。CLT、集成材、一般製材は鳥取県産材を使用し、一部は地元福部町産も利用。鳥取県東部森林組合が木材を伐採・搬出し県内製材所で製材、CLTは真庭市の銘建工業株式会社。
木材使用量は103.9m3で、このうちCLTは39.1m3というこだわりようだ。

(建設予定地。これからですね)
設計は隈 研吾氏が主宰する隈研吾建築都市設計事務所。施工は大成建設・大和建設JV。竣工・開業は令和4年7月18日の海の日だという。とりあえず、節目節目で施工状況などを記録したいと思っております。
【どうなる砂丘パレス?】
さて、こうして歴史的な砂丘カフェが砂丘東側に誕生するとなれば、気になるのは砂丘西側の旧砂丘パレス。これも砂丘会館の所有する建物で、営業権も残っているらしい。

(砂丘パレス。しみじみ眺めてみると、まだ使えそうな気がしてきます。屋上のちょっとズレた展望台が好み)
砂丘パレスは、砂丘観光の切り札として昭和40年(1965年)、鳥取市浜坂の丘陵地に建設されたドライブインだ。2階建て一部3階建ての建物屋上には、当時最新の可動式円形展望台を擁し、斬新なタイルやブロックで装飾したモダンな建築物として注目を集めた。残念ながら設計・施工者は確認できなかったが、当時はかなりインパクトがあった建築物だったのではないかと思う。
開業当初は国内旅行が主流だったこともあり、また砂丘全体が一望できる絶妙なロケーションによりかなり賑わったらしいが、昭和58年(1983年)頃に閉館。その後、一部の部屋を貸していたが、現在は資材置き場として余生を送っている。
そんななか、廃墟マニアといった物好きから熱烈に支持されており「現況を保存してほしい」といった要望も。まさか”廃墟カフェ”にリニューアルするなんてことは・・・。
それにしても、砂丘パレスは令和4年度から始まる「砂丘西側整備事業」のほぼ中心に位置するだけに、砂丘カフェに匹敵する斬新な建物を整備するのではないか、と本誌は睨んでいる。駐車場という噂もあるが、もったいない。外資系のリゾートホテルに負けない「隠し玉」を期待している。