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鳥取県土 令和8年度事業展望~浜村川河川改修、護岸工や軟弱地盤対策

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 鳥取県土整備事務所が実施している土木事業のうち、「浜村川河川改修事業」について、令和8年度事業計画や将来展望についてまとめた。

浜村川河川改修事業

1. 事業経緯と目的
 浜村川とその周辺地域(気高町浜村、鹿野町)は、過去に浸水被害(溢水)が発生している災害危険箇所を抱えている。これに伴い、安全な流下断面を確保し地域住民の生命・財産を守る総合的な治水対策として、平成28年度に「河川整備計画」を策定した。その後、平成29年度から交付金事業として正式に事業化され、令和2年度より順次現地工事に着手している。

 事業計画の主な区間と重要度は以下の通りに分類されている。

〇浜村川(下流部:道の駅付近~広域農道): 整備計画区間 600m(災害危険箇所・溢水:重要度B)

〇浜村川(上流部): 整備計画区間 2,100m(災害危険箇所・溢水:重要度A)

〇支川 勝谷川: 整備計画区間 1,400m(災害危険箇所・溢水:重要度A)

2. 主な事業内容と進捗状況
 事業は主に「浜村川本川の改修」と、それに伴う「勝見川放水路の整備」の2つの軸で進められている。

① 浜村川本川の改修・橋梁架替え
 河川の拡幅と護岸整備を進めるにあたり、ネックとなる既設橋梁の架替えや用地取得を先行して進めている。

 用地取得は令和2年度に事業に必要な用地買収を完了済み。橋梁架替え: 架替えが予定されていた3つの橋のうち、令和4年度に畑川橋(市道橋)、令和5年度に寺田橋(市道橋)の架替えが完成した。

 護岸整備の現況:だが、令和7年度(繰越工事含む)に寺田橋の上流側(右岸)の護岸整備(L=40m、事業費5000万円)を施工中で、令和8年度は畑川橋の上流側(左岸)の護岸整備(L=40m、事業費4100万円)に着手する。

②勝見川放水路の整備計画
 浜村川へ繋がる勝見川の排水能力向上を目的として、計画延長250mの放水路新設を計画。令和3年度から測量設計業務に着手し、令和4~5年度に設計業務を実施した。
 しかし、地元住民から「放水路の構造を2面張から3面張へ変更してほしい」との要望があったため、現在その修正設計を行っている状況だ。

 また市道橋の詳細設計と鳥取市とのアロケ(工事費負担等)協議では、 放水路を渡る市道橋は、新設される小学校の通学路となる予定で、今後道路の拡幅が計画されている。そのため、橋梁の詳細設計を進めるにあたり、鳥取市との間で仕様や費用負担に関する調整が必要とされている。

 着工時期だが、放水路の実際の工事着手は、浜村川河川改修工事(道の駅付近~広域農道)が完成した後に予定されており、この方針については令和4年度に地元説明を実施済み。

3. 令和8年度(2026年度)予算および計画概要
 浜村川河川改修事業の令和8年度の全体予算は1億2,400万円を計上した。

区分・項目 予算額 概要・目的
勝見川放水路 補正 5,000万円 令和7年度補正分としての対応
護岸詳細設計・軟弱地盤対策 8,000万円 浜村川3.6k付近、勝谷川1.2k付近、勝見川1.8k付近等の設計・検討
護岸工(畑川橋上流左岸) 4,100万円 令和8年度に実施する左岸40mの護岸工事
使用料及び賃借料 200万円 工事等に伴う土地・資材等の賃借費用
監督補助 100万円 工事発注・施工における監督補助業務

 令和9年度以降も、引き続き残る護岸工や帯工、そして勝見川放水路の本体工事などを計画している。

4. 今後の課題と鳥取市への依頼・調整事項
 鳥取県土整備事務所は事業を円滑かつ手戻りなく進めるため、鳥取市に対して以下の連携と地元調整への協力を求めた。

〇地元要望・利便性への配慮
 放水路の設置に際し、分断される市道や周囲の圃場といった耕作地の利用の在り方~今後の開発行為の可能性も含めて~について、地元の意見を丁寧に聞き取り、設計に反映させる必要がある。

〇鳥取市内部の連携とアロケ調整
 新設小学校の通学路となる市道の拡幅計画と、放水路に架かる橋梁設計がスムーズに合致するよう、鳥取市内部の関係部署(道路課や教育委員会、農林関連部署等)との情報共有および調整を継続することを求めた。

〇継続的な住民説明への協力
 令和8年度以降も、護岸工事の進展や放水路の構造変更に伴う住民説明会などが予定されているため、市側の積極的な関与と窓口協力を依頼した。

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