計画・構想

鳥取市 図書館振興計画まとまる 当面現状維持か?

投稿日:2021年03月19日 06:12 更新日:

 鳥取市は17日、市内11箇所の市立図書館の設備改善や統廃合などの方針を示す「鳥取市図書館振興計画」をまとめた。
 第11次鳥取市総合計画などを踏まえて、今後5年間の計画を集約したもので、具体的な設備改修の内容や、統廃合や改修を予定している図書館は明らかにしていないが、同市は「鳥取市公共施設再配置基本計画に基づき、設備改修や統廃合による見直しを実施する」と話している。
 同市では今月末に計画案を承認し公表する予定だ。

【施策に対する基本的方向】
①サービス拠点の見直しと設備の改善・更新
 「鳥取市公共施設再配置基本計画」に基づき、コミュニティセンター図書室などの公共施設の複合化や統廃合によるサービス拠点の見直しを行う。また図書館を利用するだれもが使いやすい設備の改善や老朽化した設備の更新を計画的に実施する。
②コンビニ受取サービスの充実と宅配サービスの検討
 コンビニエンスストアと提携し予約資料の受取・返却ができるサービスを充実する。
 図書館や移動図書館車の利用が困難な利用者を対象に、宅配などを利用した貸出を引き続き検討する。
③移動図書館車のサービス充実
 中山間地を中心に図書館に来館することのできない市民にも必要とされる情報の提供や読書の機会を提供するため、今後も巡回サービスを積極的に行う。
 サービスポイントや巡回頻度について、利用状況を分析し常に見直しを図る。
④広域利用の推進
 因幡・但馬麟麟のまち連携中枢都市圏連携事業として、鳥取県東部圏域と兵庫県北部圏域の相互利用推進を図るとともに、圏域の一体感を醸成する事業を実施する。

~ということだが、これまでの経緯をみると、用瀬図書館を総合支所へ移転した実績はあるものの、それ以外に設備更新や改修等の動きは無い。また「鳥取市公共施設再配置基本計画」をみると、中央図書館は2035年以降に改築など検討する予定で、気高図書館に至っては2045年以降とかなり先の話。
 当面、図書館の設備更新や統廃合といったインフラ整備は先々の話となりそうで、災害関係など緊急性を要するものを優先するのかもしれない。

「鳥取市公共施設再配置基本計画」
注:この基本計画書の38ページ「生涯学習施設」が図書館の整備計画だが、掲載している図書館は、用瀬図書館(移転済み)と中央図書館、気高図書館の3館のみで、中央図書館は2035年以降、気高は2045年以降に整備等検討するという。現状のまま維持管理する方向とみるべきだろう。

【図書館の現状・規模(令和2年4月1日現在)】

図書館名 延床面積 蔵書数 職員数 個人貸出
中央図書館 4596㎡ 43万7千冊 30人(うち正規5、再任用4
会計年度任用職員21)
71万6千冊
用瀬図書館 370㎡ 6万2千冊 7人(うち正規1(併任)、再任用1
会計年度任用職員5)
4万冊
気高図書館 530㎡ 6万2千冊 6人(うち正規1
会計年度任用職員5)
7万2千冊
※小計 5496㎡ 5万6千冊 43人(うち正規7(併任1)、再任用5
会計年度任用職員31)
82万8千冊
国府町図書室 119㎡ 2万3千冊 1人(会計年度任用職員
・兼務)
1万4千冊
福部町図書室 130㎡ 1万7千冊 1人(会計年度任用職員
・兼務)
6千冊
河原町図書室 123㎡ 2万1千冊 1人(会計年度任用職員
・兼務)
6千冊
佐治町図書室 80㎡ 1万6千冊 1人(会計年度任用職員
・兼務)
3千冊
鹿野町図書室 89㎡ 1万1千冊 1人(会計年度任用職員
・兼務)
8千冊
青谷町図書室 174㎡ 3万7千冊 1人(会計年度任用職員
・兼務)
1万6千冊
市立病院図書室 * 6千冊 1人(会計年度任用職員) 3千冊
※小計 715㎡ 13万1千冊 7人(会計年度任用職員
・兼務)
56千冊
合計 6211㎡ 69万2千冊 50人(うち正規7(併任1、再任用5
会計年度任用職員38)
88万4千冊

※利用者数は全体で7万1953人。職員数は、令和2年4月1日現在。コミュニティセンター図書室の職員は、教育委員会分室業務またはコミュニティセンター業務と兼務。

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