県農林水産部林業試験場(担当:木材利用研究室、電話0858-85-6221)は、工事現場で使われる仮設敷板について、主流である鉄板の代わりに県産木材を活用できないか検証する実証実験を、八頭中央森林組合と八頭建設業協会と共同で実施する。
近年、敷鉄板は価格上昇や使用条件の厳格化が課題となっている。同試験場は、県内に豊富にある森林資源の活用範囲を広げるとともに、建築用材には向かない木材を段階的に余すことなく活用する「カスケード利用」の推進を目的に、鉄板に代わる木材利用の可能性を実際の工事現場で確かめる。
現場説明会は令和8年8月25日(火)午後2時30分から、八頭郡智頭町大呂地内の県道津山智頭八東線バイパス工事現場(虫井神社下流)で開催される。小雨の場合は決行するが、大雨により県道が通行止めとなった場合は中止となる。
試験体には、構造の異なる6種類の県産スギ材製敷板を使用。幅4メートル、長さ約1メートル、厚さ約12センチのサイズで、8月19日に現場へ設置済み。工事終了まで工事車両の通行に供したうえで破損状況などを確認し、最も優れた構造の試験体を選定する。
実験は関係機関が役割を分担して進める。八頭中央森林組合が県産材の調達・加工を、鳥取県八頭建設業協会が工事現場への敷設と車両通行を担当。工事発注者である八頭県土整備事務所が試験実施の承諾と工事施工の監督にあたり、林業試験場が試験体の形状考案と効果検証を行う。施工はこおげ建設。
なお「カスケード利用」とは、丸太を製材品に加工して使用し、最終的に燃料用チップにするなど、製品の使用レベルを段階的に下げながら資源を余すことなく活用する手法のこと。