鳥取市教育委員会文化財課が取りまとめた史跡鳥取城跡附太閤ヶ平復元整備事業の進捗状況を掲載する。令和3年1月現在、特に報告することはありませんが、記録として残すことにしたものです。
【事業背景】
江戸時代の藩主の居城であった鳥取城跡は、明治12年に建造物の解体が終了したのち、昭和19年に旧藩主池田家より寄贈を受け鳥取市所有となり、昭和32年に国の史跡に指定された。昭和62年の拡大指定を経て現在は久松山全域と本陣山山頂の太閤ヶ平(附指定)が国の史跡に指定されている。
市民が鳥取城の建物復元に強い関心を寄せていたことから、同市では平成16年度~17年度にかけて「保存整備基本計画」を策定し、文化財としての本質的価値を表現するための復元整備事業に着手した。

【これまでの経過】
①平成17年度保存整備基本計画策定(計画期間:平成18~47年度)
既存施設と共存し可能な範囲で復元整備を行い、史跡全体を整備する計画で、復元については実現性の高い大手登城路から着手し、調査研究成果を踏まえてニノ丸の櫓の復元を視野に入れることとした。計画時の総事業費は51億2千万円。
②平成18年度~24年度
鳥取県立鳥取西高等学校の整備との調整、現地の発掘調査、関連資料の調査及び史跡での国の建造物復元整備許可を得るための調整等を実施した。
③平成25年度~現在
国の許可を得て平成25年度より実際の復元整備事業に着手した。平成30年(2018年)10月に擬宝珠橋が完成し、渡り初め等を実施した。現在は中ノ御門の表門(鳥取城の大手門にあたる)の工事に着手しており、令和3年3月に竣工する予定。
令和2年8月27日(木)に中ノ御門表門の安全祈願法要が執り行われ、同年10月25日(日)に上棟式を実施した。国庫補助金のシーリングや整備中の想定外の遺構の検出等により、工程を延長しているが、着実に進行している。
【今後の予定】
令和6年(2024)完成を目途に中ノ御門のうち渡櫓門の復元を進め、引き続き太鼓御門の復元整備に入る。
【関連資料(整備計画図・現況図】
※史跡鳥取城跡附太閤ヶ平復元整備事業基本計画図など