予算関係

鳥取市水道局 令和4年度当初26億円~地域水道整備7億、水管橋耐震1.2億など

投稿日:2022年02月25日 08:33 更新日:

 鳥取市水道局の令和4年度建設改良事業がまとまった。建設改良費は26億0889万4千円と前年度(24億8187万6千円)から約1.2億円増額した。配水施設整備事業、地域水道整備事業、水管橋耐震補強などに伴い、事業費が増加したため。
 主な事業を掲載する。

1)配水施設整備事業 3億6698万8千円(R3当初2億0986万3千円)

 
(1)配水管網整備(1億9969万円)
 安定給水の確保と効率的な水運用を目的として管網整備を行うもので、河原地域において、江山浄水場系エリア拡大に伴う渡―木配水池系送水管の布設工事を継続して行う。

・河原町渡―木系(谷一木地内)送水管布設、上町系(宮下地内ほか)
・徳尾系(徳尾地内ほか)配水管布設工事

(2)基幹管路耐震化(1億2600万円)
 管路更新(耐震化)計画に基づき、基幹管路のうち耐震性を有していない管路を耐震管に布設替えする。

・徳尾系送水管布設替工事~徳尾系送水管(DIPφ 600)の布設替を継続する。

(そのほか)
・大正橋ほか送水管添架設計業務:1500万円

2)地域水道整備事業 7億0941万4千円(R3当初6億9935万円)

 
 平成29年4月に上水道事業へ統合した旧簡易水道地域について、地域水道整備計画に基づき、施設の統廃合、江山浄水場の配水区域拡大のための管路布設と施設整備を継続実施する。

 なお、旧簡易水道地域の管路と施設更新については、配水管等改良事業と諸施設整備事業により実施している。事業費は約2.3億円。地域水道整備事業と合わせて約9.4億円。

地域水道整備事業計画箇所
地域 工事・業務 概要
高岡 配水管布設 φ150 L350m
神垣 配水管布設 φ150 L600m
下木原 配水管布設 φ100 L1200m、減圧弁φ100 1基
下木原 添架管測量設計 φ100 橋梁添架一式
大石ほか 浄水場改良詳細設計業務 紫外線照射装置設計一式
用瀬 送配水管布設 (送配)φ200、150 L1120m
(排)φ150 L500m、推進立坑一式
用瀬 JR推進工事(負担金) φ400 L34.2m×2条
余戸 送配水管布設 (送・配)φ150、100他 L960m。(排)φ200 L210m
余戸 浄水場造成 土工、排水構造物一式
宝木 配水管布設 φ150 L400m
会下ほか 水源地揚水試験業務 さく井、揚水試験一式
会下ほか 配水地測量設計業務 配水地詳細設計、測量一式
会下ほか 配水地用地代行取得 A4000m2
飯里ほか 浄水場測量設計業務 浄水場詳細設計、測量一式
飯里ほか 配水地測量設計業務 配水池詳細設計、測量一式
飯里ほか 配水地用地測量業務 用地測量一式
飯里ほか 水源地用地代行取得 A217m2
河内 配水管布設 φ100 L220m、減圧弁φ100 1基
八葉寺 配水管布設 φ150 L330m、φ75 L230m

※以上の工事請負費は4億5552万円。
 調査設計業務費は1億3400万円を計上しており、対象は大石(浄水場ほか改良詳細設計)、下木原(橋梁添架設計)、会下(揚水試験、測量設計)、飯里(測量設計)。

 また会下地区用地取得と飯里地区用地取得、用瀬地区JR踏切推進工事負担金に1億1989万4千円を予算化した。

 そのほか、組立式仮設給水タンク30基購入に1279万6千円を営業設備費として予算化。

※統合前簡易水道地域の応急給水体制構築

~組立式仮設給水タンクの購入~

 上水道事業に統合した簡易水道地域の水道施設は、その多くが非耐震であり、配水池や管路の耐震化による応急給水拠点の整備は、早急に着手するのは難しい。
 この現状を踏まえ、統合前簡易水道地域の応急給水体制の構築を早期に図ることを目的として、組立式の仮設給水タンクを30基(給水所として開設を想定する小学校、地区公民館の数)購入する。

 災害が起こった際の統合前簡易水道地域における応急給水体制は、水道施設の被災状況を勘案して水道局が開設する給水所に仮設給水タンクを置き、給水車で運搬給水する方法を基本とする。タンク本体の容量は1基あたり1000L(下画像参照)。

 なお、統合前簡易水道地域の水道施設耐震化整備は、地域水道整備計画(平成30年度~令和19年度)に基づき、施設の統廃合、老朽化した配水池や管路の更新に合わせて実施している。
 これらの施設の耐震化整備を進めることで、各地域の運搬給水の拠点と応急給水拠点(総合支所などを想定)の増設を図る。

3)配水工事費 12億2282万2千円(R3当初11億6831万円)

【工事請負費:10億2448万1千円】

①震災対策整備事業

●震災時応急給水拠点第2次整備(事業期間令和元~13年度):2億0696万円
 2次整備を行う47か所の応急給水拠点と施設において、整備する順序を定め令和元年度から計画的に事業着手している。
 令和4年度は、応急給水拠点までの管路耐震化に取り組む。

●老朽管更新:3億3346万円
 赤水の発生や破損事故が起こりやすい鋳鉄管、ビニル管、鋼管などの老朽管を、継続して衝撃に強い耐震管へ布設替えする。
 工事の実施に当たっては、他の事業者が行う工事との同時施工などによリコスト削減を図る。

●水管橋耐震補強 1億2000万円
 基幹管路と応急給水管路上の単独水管橋を対象とした耐震診断結果を踏まえ、計画的に耐震補強を行う。

 令和4年度は千代川水管橋耐震補強工事を行う。落橋防止装置2箇所(リングサポート補強)、伸縮管補強6箇所など。

②その他原因者工事等 3億6406万1千円

●その他(委託料、負担金、人件費等) 1億9834万1千円

・水道設備情報管理システム構築 5680万円(R4年度、全体額は9460万円)
 水道法の一部改正により、令和4年9月までに水道施設台帳を作成することが義務づけられた。これに伴い、令和3年から4年までの2か年の債務負担行為により、水道設備情報管理システムを構築する。

4)機械及び装置改良費、配水工事費 2億3913万8千円 (R3当初3億4893万1千円)

 老朽化した施設(機械設備、測定機器、滅菌装置、電気通信設備等)の更新については、計画的・効率的に実施し水道水の安定的な供給を図る。
 令和4年度も継続して設備更新する予定。また叶水源地自家用発電機施設について、令和4年度から6年度までの3か年の債務負担行為(全体額6億5936万9千円)により更新工事を行う。

※参考・叶水源地自家用発電機施設事業費

R4=R5=R6=計
3358万9千円=1億7747万円=4億4831万円=6億5936万9千円

●機械及び装置改良費 工事請負費:1億7341万6千円
・機械設備工事(叶水源地取水ポンプ取替ほか):6146万円

・測定装置取替工事(河原町北村地内自動水質測定装置設置ほか):3788万2千円

・滅菌装置取替工事(河原町落河内浄水場ほか滅菌装置取替ほか):2885万円

・電気通信設備工事(向国安水源地テレメータ用プログラマブルコントローラ更新ほか):2850万円

・電気設備工事(江山浄水場浄水棟直流電源盤蓄電池取替ほか):1672万4千円

●配水工事費 工事請負費、委託料:6572万2千円
・工事請負費(若葉台調整池外壁改修ほか):5193万1千円

・委託料(青谷町小畑地内揚水試験業務ほか):1379万1千円

5)その他の事業 4億9111万8千円

(1)有収率の向上対策:1億8255万2千円
・公道漏水調査:510万円
・公道漏水修理(配水管及び給水管漏水修理):9993万5千円
・量水器の購入費、修繕費及び取替委託料:7751万7千円

(2)施設・設備の維持管理等:2億3985万円
 施設・設備の維持管理費及び修繕費等

(3)水質検査委託:6081万9千円
・鳥取県保健事業団等

(4)広報活動の推進
・市報折り込みパンフレット作成
・ホームページ関係
・水道週間行事等(優良工事表彰)

(5)災害対応体制の強化
・準中型自動車免許取得(限定解除)費用。※自動車運転免許制度の改正に対応するため、給水車の運転に必要な準中型自動車免許を取得(限定解除)する費用:35万円。

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