計画・構想

鳥取市文化財課・令和4年度展望~青谷上寺地遺跡、仁風閣、鳥取城跡はどうなる

投稿日:2022年02月26日 07:27 更新日:

 鳥取市文化財課が令和4年度に計画している文化財保存事業を掲載した。
青谷上寺地遺跡以外は、地元建設業者がほとんど参画できないところが残念ですが、とりあえず紹介ということで。
 項目は①青谷上寺地管理事業(452万7千円)、②仁風閣保存整備(413万3千円)、③鳥取城跡保存修理(3029万4千円)。

①青谷上寺地管理事業(452万7千円)

【事業概要】
 青谷上寺地遺跡の整備は鳥取県と協働で実施しており、令和5年秋にガイダンス施設等のオープンをめざし、現在整備工事が進んでいるが、プレオープン後の令和6年度に引き続き遺跡北側の景観保全エリア整備に係る実施設計業務を発注。令和11年度のグランドオープンに向け、7年度から整備工事に着手する。
 また鳥取県と鳥取市は史跡活用のため史跡保存活用協議会を設立しており、同会を通じて史跡を活用する。

 令和4年度も引き続き、鳥取県と協力し青谷上寺地遺跡の整備を推進するほか、史跡保存活用協議会の円滑な運営に努める。
 また史跡地内の除草等を行い、景観保全に努める。

【スケジュール】
令和4年度:展示ガイダンス施設等の整備
令和5年秋:プレオープン
令和6年度:実施設計
令和7~10年度:整備工事
令和11年度:グランドオープン

【参考】
 青谷上寺地遺跡は平成20年3月28日に史跡指定された。指定面積は14万6132㎡で、このうち5万2484㎡が市有地。


②国指定重要文化財仁風閣保存整備事業(413万3千円)

【事業概要】
 国指定重要文化財「仁風閣」は、明治40年に大正天皇(当時皇太子)の山陰行啓に際し、当地の宿舎として旧鳥取藩主池田氏が鳥取城跡に建てたもの。
 昭和48年に重文指定に伴う保存修理を行って以降、根本修理が行われておらず、近年、雨漏りや壁面の剥落など経年劣化が著しい状況にあることから、保存修理と耐震改修並びに活用整備を実施する。

【事業内容】
 令和4年度は、現状調査、耐震診断、補強設計仁風閣に係る保存整備事業木造2階建て(1棟) 建築面積540㎡。

関連記事(令和3年)

【スケジュール】
令和1年 保存活用基本計画策定に向けた調査
令和2年 保存修理計画策定ほか
令和3年 検討委員会組織、委員会開催
令和4~5年 現状調査、耐震診断、補強設計
令和6~9年 保存修理工事及び耐震改修
令和10年 活用整備(展示リニューアル)


③鳥取城跡保存修理事業費(3029万4千円)

 令和4年度の事業内容だが、割と控えめ。令和7年度に保存整備計画を見直すそうだ。

1)復元等整備事業
 引き続き中ノ御門渡櫓復元工事と設計監理業務(債務負担行為4年間。2年目)を実施するほか、中ノ御門石垣修理工事等を施工。

2)管理活用事業
■史跡の保存・活用に係る環境整備(除草。説明板設置等)
■学術調査の実施
■鳥取城調査研究年報・資料集の刊行
■鳥取城フォーラムの教育普及事業の実施

【今後のスケジュール】
 令和3~6年度に中ノ御門渡櫓復元整備を実施し、同6~9年度に太鼓御門復元整備工事に着手する。
 この間、石垣の保存修理・管理も継続実施する。
 また令和7年度を目途に保存整備基本計画を見直す。

【事業経過など】
 鳥取城跡附太閤ヶ平は、昭和32年に国指定文化財になって以後、年次計画で昭和18年の鳥取大震災等で損傷した石垣の保存修理を60年以上継続実施。
 現在は「史跡鳥取城跡保存整備実施計画」(平成18年度策定)に基づき、令和9年度を目標に大手登城路復元整備事業に取り組んでいる。
 また平成20年度から復元の資料を得るための発掘調査を補助事業で実施中だ。

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