八頭県土整備事務所が八頭町内で進める主要な県道改良事業2件の整備計画が明らかになった。住民の安全確保や渋滞緩和、観光地へのアクセス向上をめざし、県道麻生国府線のバイパス整備と、県道大坪隼停車場線の現道拡幅・バイパス整備が本格化している 。両事業を合わせた総事業費は約20億円に上り、令和8年度も重要な工程の予算化が図られている 。
県道麻生国府線(福地・野町バイパス整備)
県道麻生国府線では、八頭町福地から野町にかけて長さ1240メートル、幅員5・5メートル(総幅員7・5メートル)のバイパス道路整備が進められている。
同事業は平成28年度に事業化され、ルート変更などを経て令和5年度から本格的な工事に着手した 。総事業費は11億8000万円 。
事業スケジュールによると、令和7年度までに1号橋と3号橋の橋台(A2)および野町側の道路改良を施工 。令和8年度は5000万円を予算化し、1号橋と3号橋のもう一方の橋台(A1)など下部工の施工を予定している。7月14日付でA1橋台の工事が公告されたところだ。
令和9年度以降の残事業費は約9億4000万円で 、引き続き1~3号橋の架設や福地~野町間の道路改良を進め、早期の供用開始をめざす方針だ 。
〇社会資本整備総合交付金(国道・県道)=県道麻生国府線=八頭町福地=バイパス道整備L1240m、W5.5(7.5)m。平成28年度から始まった事業で、総事業費は11億8000万円。令和8年度は用地補償、改良工事などに5000万円を予算化している。令和9年度以降の残事業費は約9.4億円。
県道大坪隼停車場線(市谷~福井現道拡幅・バイパス)
一方、県道大坪隼停車場線(市谷~福井)では、延長600メートル、幅員6・0メートル(総幅員10・0メートル)の現道拡幅とバイパス整備が進む。
こちらは令和5年度から事業化されており、総事業費は8億円 。八東川改修事業や安藤用水路排水対策事業など、他の事業と工程の調整を図りながら、早期完了をめざす。
令和7年度までに新設する「大隼橋」の橋台2基(A1、A2)や周辺の道路改良を実施。和8年度は約1億2000万円を予算化しており、同橋の橋脚(P2)下部工を引き続き推進する。令和9年度以降の残事業費は約4億3000万円を見込む 。今後は、大隼橋の残り橋脚(P1)や上部工の架設、さらなる道路改良に加え、若桜鉄道の踏切拡幅(町委託事業)などを予定しており 、交通インフラとしての機能強化を順次進めていく。
〇防災・安全交付金(国道・県道)=県道大坪隼停車場線=八頭町福井=現道拡幅L600m、W6.0(10.0)m、令和5年度から始まった事業で、総事業費は8億円。令和8年度は約1.2億円を予算化しており、引き続き改良工事を進める。令和9年度以降の残事業費は約4.3億円。

