県道若葉台東町線の津ノ井~杉崎地区(砂田橋~杉崎橋間、約900m)について、所管する鳥取県土整備事務所はこのほど、今後の具体的な整備方針を示した。これまで地元の反対意見により事業休止となった経緯を踏まえ、県は地元の意向を確認したうえで、具体的な事業化区間を絞り込んでいく。
県道若葉台東町線(津ノ井~杉崎地区)の整備方針
経過と概要
同区間は、平成22年から歩道整備と交差点改良の計画が進められたが、当時は多くの反対意見が続出したことから、平成23年に事業を一度休止。
その後、動きがあったのは令和5年6月の県議会で、銀杏議員から事業再開に関する質問に対し、県側が「地元関係者の意向を確認し事業再開を検討する」と答弁したことをきっかけに、令和6年度予算において予備設計に必要な予算が計上され、再び整備に向け検討が始まった。

実施状況と地元の意向確認
事業再開に向け、鳥取県土整備事務所では以下のような調査・設計を進めてきた。
〇予備設計の実施=令和4~5年度に津ノ井交差点の改良に係る予備設計を実施したほか、令和6年度からは津ノ井~杉崎区間全体を対象とした予備設計を改めて実施した。
〇住民聞き取り調査=沿道住民や関係者を対象に、事業に関する説明と意向確認のための聞き取り調査を行った。
この意向確認の結果、「杉崎1工区」周辺については、依然として反対意見が根強いという現状が浮き彫りとなったが、一方で、「杉崎2工区」の西側歩道設置工事については、令和8年度完成予定で事業が進められている。
今後の予定と対応方針
県は全体の意向確認結果を踏まえ、反対意見が根強い区域を避け、まずは津ノ井交差点付近の改良~右折レーンの整備と津ノ井小学校入口までの歩道拡幅~を今後の主要な事業化区間とする方針を固めた。
〇令和8年度の予定=津ノ井交差点付近の改良に向け、詳細測量設計に着手する。
〇鳥取市への協力要請=地元から「県道だけでなく津ノ井交差点に接続する市道久末生山線も一体的に改良してほしい」という要望が出されたため、県は鳥取市に対し、市道改良の事業化について理解と協力を求めている。