鳥取市都市整備部6月補正.について、各担当課の個別事業の背景、具体的な予算内訳、目的などを整理した。
1. 都市企画課の事業
■ 街なみ環境整備事業費:4,230万円
【背景と目的】
城下町の風情が残る鹿野町では、歴史・文化を活かした地域活性化のため、住宅の修景整備や古民家活用など、住民主体の取り組みが活発に行われている。これらの活動を支援し、住民の定住促進や観光振興、地域文化の継承を図る。
〇具体的内容
「市道今町鹿野線」の街なみ整備工事(経年劣化したカラー舗装の再美装化)と 木柵の交換
※国支出金(社会資本整備総合交付金)2,115万円、地方債2,100万円、一般財源150万円
2. 交通政策課の事業
① 駅舎・トイレ管理委託事業費(湖山駅前):57万1,000円
【背景と目的】
令和6年にJRから土地を無償で借り受けて屋根付き駐輪場を整備したところ、利用者が増加し、現在は駐輪スペースが不足している。利便性を向上させ、鉄道の利用をさらに促すために拡張を決定した。
〇具体的内容
JRから新たに約96㎡の土地を無償で借り受け、約40台分の駐輪スペースを拡張する。整地などの整備、およびJR用地との境界へのフェンス設置業務委託。
※全額一般財源(57万1,000円)
② 生活交通創生ビジョン策定事業費:244万2,000円
【背景と目的】
運転手不足や高齢化、利用者の減少によりバス路線の廃止・縮小が続いている。令和2年に策定した「鳥取市生活交通創生ビジョン(R2〜R11の10年間計画)」が後半を迎えたため、社会情勢の変化に合わせて見直しするもの。
〇具体的な内容
これまでの取組施策の効果・課題の検証、および各種データの時点更新を行う業務委託。
※国県支出金81万4,000円、一般財源162万8,000円
3. まちなか未来創造課
① 遊休不動産利活用推進事業費:673万9,000円
【背景と目的】
「リノベーションまちづくり」の一環として、中心市街地の空き家・空き店舗(遊休不動産)を再生し、新しい産業や雇用、居住空間を生み出す取り組み。
〇具体的な内容
・第2期リノベーションまちづくり構想の策定支援(99万円):第1期の成果と課題を踏まえ、官民連携で策定。
・共創型起業創業プログラムの実施(300万円):「鳥取市まちなかビジネス共創スクエア」を拠点に、地元人材と都市部の人材がチームを組んで課題解決にあたるワークショップなどを開催。
・まちなか遊休不動産建築状況調査事業補助金(約275万円):都市再生推進法人が行う建築状況調査への支援(補助率4/5)。
※国県支出金(地域未来交付金)336万9,000円、一般財源337万円
② 中心市街地活性化基本計画策定費:2,200万円
【背景と目的】
鳥取駅周辺再整備や鳥取城跡の復元など、まちが大きな転換期を迎える中、市民やまちづくりの実践者との対話を通じて、目指すべき将来の姿を共有するための「(仮称)中心市街地グランドデザイン」を作成する。
〇具体的な内容
対象エリアの分析、市民・関係者からの意見把握、検討委員会の運営支援、グランドデザインの作成などを委託する。
※県支出金(鳥取県安心して住続けられるふるさとづくり応援補助金)500万円、一般財源1,700万円
③ 鳥取駅周辺再整備推進事業費:1,666万9,000円
【背景と目的】
令和6年6月に策定された「鳥取駅周辺再生基本計画」を踏まえ、交通ターミナルや複合施設の規模・配置、整備手法を詳細に定める「再生整備計画」の策定を目指している。その素案公開にあたり、市民の理解を深めるための広報を強化する。
〇具体的な内容
・鳥取駅周辺エリアのVRモデル作成(約720万円)
・パンフレット・映像作成やSNS広告などのプロモーション(約705万円)
・市民向けのオープンハウス型説明会ブースの設置(約241万円)
※国支出金(地籍整備推進調査費)266万円、一般財源1,400万9,000円
4. 河川公園課の事業
■公園整備事業費(鳥取城跡ビジターセンター整備):5,983万7,000円
【背景と目的】
鳥取城跡周辺の回遊性・滞在性の向上のため、「久松公園(米蔵跡)」に、休憩施設、クールシェルター、バリアフリートイレを一体化した複合型ビジターセンターを新築し、周辺を再整備。全体事業期間は令和8年度〜令和11年度の予定。
〇具体的な内容(本補正予算分)
令和8年度は「調査・設計」の段階であり、以下の業務を行う。
・整備に伴う測量設計業務(0.8ha):2,420万円
・ ビジターセンター新築設計業務(建築面積300㎡):2,493万7,000円
・ 新築に係る地質調査(ボーリング調査):1,070万円
※国支出金(地域未来交付金)2,456万8,000円、地方債3,510万円、一般財源16万9,000円
5. 道路課 の事業
■ 除雪費:3,134万4,000円
【背景と目的】
冬期の安全な交通を確保するため、市が保有している除雪車(ホイールローダー、グレーダー、ロータリ除雪車など)の車検・定期点検、必要な修繕を事前に実施し、万全の除雪体制を整える。
〇具体的な内容
・車検・点検に伴う修繕費(エンジンオイル・バッテリー交換、スノーブラウ修繕、油圧ホース・配管修繕など):3,000万円
・自賠責保険料:33万円、重量税:101万4,000円
※全額一般財源(3,134万4,000円)
6. 建築住宅課の事業
① その他住宅管理事務費(強風被害による損害賠償):33万8,000円
【背景と事案】
令和8年4月4日の強風警報時、市営住宅出合団地(鹿野町)のスレート屋根が飛散し、隣接する民家の駐車場にあった車両の車体(左側)と、居宅の窓ガラスを損傷させる事故が発生した。その相手方への損害賠償金。
〇被害総額は、33万7,920円(車両修理:30万2,500円、窓ガラス修理:3万5,420円 ※いずれも修理完了済)。
※全額一般財源(33万8,000円)
② 市営住宅長寿命化対策費(大森団地RG3棟改修):6,421万5,800円
【背景と目的】
昭和58年〜60年に建設された市営住宅大森団地(RG棟・全4棟60戸)の老朽化に伴うリフォーム工事。高齢者の安全や利便性に配慮した居住環境の向上を図るため、計画的にストック改善を進めているが、その事業の一環。
〇具体的な内容(令和8年度分)
* RG3棟改修工事(工事請負費:2億9,063万6,000円 ※工事中)
* RG4棟改修設計業務(委託料:2,167万円 ※予定)
* 移転補償費(375万9,000円 ※RG3棟・11世帯、RG4棟・10世帯分)
※財源内訳:国県支出金1億4,823万円、地方債4億9,390万円、一般財源2万8,000円
③令和8年度 市営住宅浪花団地改修工事 第1期
(事業内訳)
【工事請負費】3億2430万3,000円
【移転補償費】10世帯 1,790,000円
参考・その他報告事項
予算案のほかに、今回の委員会では以下の内容なども報告・説明される予定です。
①山陰近畿自動車道(鳥取〜覚寺間、通称:南北線)の都市計画決定について
②コミュニティバス「くる梨」に関する報告
③車内転倒事故の報告
④休日ダイヤの導入について
⑤鳥取市営住宅長寿命化計画の見直しについて