岩美町は近く、岩美病院近辺で薬剤を処方する調剤薬局を募集する。岩美病院ではこれまで、外来診療後に院内で薬剤を提供する院内処方を行っているが、薬剤師の高齢化や欠員が常態化しており、長戸町長は「このままでは令和8年4月に院外処方に変更せざるを得ない」と話しており、近く調剤薬局の誘致を働きかける。岩美町が11月28日に開催した全員協議会で審議した。
岩美病院では現在3名の薬剤師が勤務しているが、このうち2名は退職後に会計年度任用職員として勤務する60代。鳥取市内の薬局の支援を受けているものの、退職者の補充も思うようにいかず、募集しても応募が無い状況が続いているという。
本来6~7名の体制が理想だが、このまま薬剤師が確保できなければ、「院外処方」に移行せざるを得ないという。
院外処方に切り替えた場合、少人数の薬剤師で業務をこなせることや薬の在庫を減らせることが利点だが、処方箋通りに処方したか確認できないことや、患者負担が増えることなどが問題だという。
協議会では「来院する方の利便性に配慮すると、岩美病院の近くに薬局を建設すべき」、「そもそも薬剤師の不足は全国的な課題だ。奨学金制度など活用しながら、人材確保に取り組まないと」などと話し合った。