県土整備部空港港湾課は21日、米子港のウォーターフロントを再開発する民間事業者を美保テクノスを含む企業グループ(代表・サテライトコミュニケーションズネットワーク・本社米子市)に決めた。

鳥取県が所有する米子港の野積場用地を取得し、米子港周辺のウォーターフロント活性化に意欲のある民間事業者を公募型プロポーザル方式により募集していたが、1グループから応募があった。
令和3年3月23日に第三者で構成された審査委員会を開催し、企画提案内容を審査(プレゼンテーション審査)した結果、サテライトコミュニケーションズの提案がウォーターフロント活用策の基本コンセプトと整合し、地域活性化に資する内容であるとして高い評価を受けた。審査委員会による評価結果をふまえ、当グループを優先交渉権者に決定したもの。
今後、会社形態や構成員の役割分担、事業内容の具体化など基本協定書の内容を精査し、行政等との連携体制等について調整。夏ごろには基本協定を締結する見込み。年内に優先交渉権者が特別目的会社(SPC)等を設立後に土地売買契約を締結する。
1 優先交渉権者
| 区分 | 役割 | 企業名(本店所在地) |
| 代表企業 | 代表・幹事 | ㈱サテライトコミュニケーションズネットワーク(米子市) |
| 構成員1 | 創客等 | 三菱UFJ信託銀行㈱(東京都) |
| 構成員2 | 資金調達 | ㈱山陰合同銀行(松江市) |
| 構成員3 | 通信技術提供 | KDDI㈱(東京都) |
| 構成員4 | 建設全般 | 美保テクノス㈱(米子市) |
| 構成員5 | 都市開発手法の検討 | ㈱海産物のきむらや(境港市) |
| 構成員6 | レストラン運営等 | ㈱桝水リゾート(伯耆町) |
| 構成員7 | 都市開発 | ㈱K&Sコーポレーション(米子市) |
2 事業用地の提案価格
事業用地の面積は1万5963㎡で、最低売却価格を3億1460万円に設定したところ、当グループは提案価格3億1500万円を提示した。
3 提案内容
企画テーマを「自然と観光、ビジネスの交流が生み出す心豊かな街づくり」とし、豊かな自然環境に集う「人」と「知恵」、「観光」と「ビジネス」「地域」の融和が創り出す「新しい交流拠点」の創出を図る。
また人々の意識や行動変容を促し「人間らしさや心の豊かさを優先する未来の地方創生モデル」をめざす。
主要施設として、サテライトオフィスを整備し、「海・空・道の駅」による交流スペースとホテルを建設する。
(参考)
県が提案に求めたウォーターフロント活用策の基本コンセプトは「水辺を楽しむ憩いの空間~観光、歴史・文化、スポーツ~」。また「米子港周辺の地域資源を活かし、地域の活性化に寄与する拠点づくり」や「地域住民や観光客などの来訪者を対象とした、賑わいの創出」を要求していたが、これらを全て満たした提案として高く評価した。