鳥取市と管工事業協会・電業協会の意見交換会が開催されました。明確な方向性が示されたわけではありませんが、引き続き話し合いを続けていくことで、「人材育成」などの懸案をひとつひとつ解決していく姿勢が大切だな、という印象。鳥取市側からは「能登半島地震」で地域貢献する専門工事業者を高く評価する姿勢も。
※以下は令和6年1月11日の記事
鳥取県管工事業・電業協会 鳥取市長に要望「指名競争入札徹底を」
(一社)鳥取県管工事業協会(会長 荒川 恵)と(一社)鳥取県電業協会(会長 岡本 安量)は、適切な発注方式の履行を求め、深澤義彦鳥取市長に要望書を提出する。
近年、管工事や電気工事のエアコンやLED照明などの入札が物品購入や役務など業務委託で執行されるケースが多発しているためで、その是正を求めるため。
昨年(令和5年)も12月21日にLED照明購入3件を役務で入札。いずれも地元業者が落札したが、①予定価格が設定されておらず、いわゆる「地獄入札」に陥る、②完成検査を検査契約課が担当しないため、管理面などに不安が生じる、といった弊害が指摘されている。
また専門家は「建設業法によると、500万円以下の工事は通常の指名競争入札か役務とするかは執行者の権限だが、「役務とする場合は、それ相応の合理的理由が求められる」という。
管工事業・電業協会では令和6年1月下旬までに要望書を提出。担当課との意見交換会も求めており「県内専門業者を優先することで、工事に係る若者や担い手も育ち、人手不足が深刻化する県内産業の活性化につながる。ぜひご検討いただきたい」と話している。
以下に要望書の全文を掲載した。
鳥取市長 深澤 義彦 殿
一般社団法人鳥取県管工事業協会会長 荒川 恵
一般社団法人鳥取県電業協会会長 岡本 安量
専門工事分野における発注方法について(要望)
平素は、一般社団法人鳥取県管工事業協会及び一般社団法人鳥取県電業協会の育成発展にご高配を賜り深く感謝申し上げます。
さて、昨今、公共施設の専門工事分野において、物品購入や役務の提供など委託形態での発注方法により専門工事業者ではない県内外企業からエアコンや電気設備等を調達される案件が増えてきております。
私共は、建設業法における指定建設業の専門工事業者として、中央官公庁及び県、市町村様から分離発注により直接ご契約を賜り、県下においても官公庁施設及び団体、民間の大型工事を数多く施工してきており、お客様のニーズに十分対応できる総合的な能力を持ち合わせております。
また、施工後の保守管理につきましても、いついかなる時でもご要請に応え得る体制を整え、納品を行った施工業者ならではのアフターサービスをお客様にご提供し、ご満足いただけるものと自負しております。
このような豊富な実績・ノウハウと万全の保守管理体制をご活用いただける公共建設工事の指名競争入札の方法により県内の専門工事業者にエアコンや電気設備等を分離発注いただきたく、ここにご要望申し上げる次第でございます。
少子・高齢化社会が進行する中、新たな若い人材と各専門分野の担い手を確保することは日本全体の喫緊の課題であります。このような時こそ、県内の専門業者に発注いただき公的資金を県内に投入いただくことが景気と雇用の好循環を生み出し、県内企業の育成発展、ひいては地域の活性化につながるのではないでしょうか。
私共は専門工事のプロとして施工から維持管理まで一貫して責任をもって対応させていただきます。格段のご配慮を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
併せて、本件について直接ご担当者様にお会いしご要望を申し上げ、ご担当者様からお考え、ご見解をお聞かせいただきたく、意見交換会の機会を頂戴できますと幸いに存じます。