岩美町と鳥取河川国道事務所、鳥取県土整備事務所の合同意見交換会が20日午後4時から岩美町役場で開催され、町内の課題や懸案事項から県東部の将来展望など多岐にわたり協議した。
会場には長戸町長はじめ役場職員9名、貴田勝太郎鳥取河川国道事務所長ら職員6名、清水丈二鳥取県土整備事務所長ら6名が出席。総勢21名が集まった。

【長戸清町長あいさつ】
長戸町長は「昨年(令和5年)3月には岩美道路全線開通という町民の悲願が叶いました。住宅の宅地造成も進み、昨年40軒の住宅が建てられています。そのうち22軒が町外から編入しており、岩美道路の波及効果をひしひしと感じています。鳥取市までノンストップ。本当に素晴らしい道路です。
私たちはこの道路を最大限に活用したまちづくりを進めていきたいと思っています」と感謝した。

【貴田勝太郎 鳥取河川国道事務所長】
「長戸町長には常々、感謝の思いを伝えたいと思っていました。というのは、我々国土交通省は味方が必要です。社会資本整備はお金がかかります。マンパワーも必要です。その時、一番必要なのは”民意”であり、民意の代表である長戸町長が力になってくださった。これが財務省との折衝において、非常に重要なポイントになったのです」と指摘。
「長戸町長は特に道路関係ですね、東京で開催される道路関係の会合に足繫く熱心に通っていただき、存在感を強く示していただいた。私ども中国整備局、鳥取河川国道事務所として本当にありがたく思っておりました」と謝意を伝えた。
また「南北線の進捗も気になるところで早く進めたい思いでいるのですが、我々は鳥取道を全体的に捉える必要があり、たとえば関西圏の観光客らは志戸坂峠道路を通り、鳥取自動車道から南北線を経て岩美町に入るわけですから、ネットワーク全体を評価しないといけない。引き続き町長のご支援を頂きながら、私たちもしっかり仕事をさせていただきたい。そう考えています」と意欲的に説明した。
【清水丈二 鳥取県土整備事務所長】
「昨年は岩美道路開通という一大イベントがありました。まもなく1年が経過しますが、担当より交通量の変化などお伝えしたいと思います。また8月には台風7号災害により県東部を中心に甚大な被害が発生しました。幸い岩美町には大きな被害はありませんでしたが、鳥取河川国道事務所には大型土嚢の提供などご支援をいただき、早期復旧につながりました。災害査定でも様々ご指導を賜りました。今年は復興の年ですので、災害に強い県土づくりを推進する所存です」と話した。
令和6年度の岩美町での公共事業についても「県道網代港岩美停車場線の上部工は3月から支保工に着手。役場の隣の浦富地区治山工事も先日施工業者が決定、浦富インターから役場までの道路改良も令和5年度中に完了する予定。上新井橋の接続道路も今夏完了予定です」などと現状を報告した。
また町道陸上中央線の落石対策については「台風7号で一時中断しましたが、この3月に検討会を開催し、令和6年度から県代行で取り組むよう、手続きを進めたいと思っています」と説明した。
意見交換会では岩美道路開通後は国道178号浦富~牧谷~陸上間の交通量が半減し、近隣住民の生活がより安全・安心な環境に変わったことや、瑞風の「おもてなし」で地引網の再開が予定されており、これに関連した海岸整備などが議題に上がった。