県土整備部治山砂防課が令和2年8月19日に開催した第3回大呂地すべり検討会の概要を掲載することした。なお、11月19日付で八頭県土整備事務所が地すべり対策工事(6900万円)を公告する。
(過去の経緯)
・智頭町大呂地区の地すべりが平成31年2月から活動を再開したことが確認されたため、令和元年11月20日に専門家による「大呂地すべり検討会」を設置した。
・その後、2年3月16日に斜面の一部が小崩壊を起こしたため、第2回検討会を3月23日に開催し、その後の地質調査の必要性などの指導を受けていた。
・4月12~13日の豪雨により斜面下部に堆積していた土砂の一部が北股川と県道津山智頭八東線に流出し、県道が一時通行止めとなった。
土砂流出後、早急に土砂撤去したが、まだ斜面下方に不安定な土砂が残存していることから、林野庁の災害関連地すべり対策事業による対策工事に着手することを決めた。
・この対策工事の工法、今後の恒久対策に向けての検討、緊急時の安全管理等について、第3回検討会を開催し、専門家の指導を受けることにした。
(第3回検討会の概要)
第2回検討会で各委員の意見に対する対応方針を中心に、以下について議論した。
①地質調査結果の報告
②地すべり機構解析と対策検討会の方向性
③安全管理体制について
④令和2年4月に発生した山腹斜面に堆積した土砂の北股川等への流出対策として「災害関連緊急地すべり防止事業」が事業化(事業採択)されたことを報告した。
(委員の主な意見)
・地質調査結果について、地すべり面と思われる箇所が確認できたが、今後の観測データを見ないと断言できない。
・タンクモデルを用いた地下水位の予測モデルは、他では行っておらず興味深い。
・土砂崩落により道路が通行止めとなった場合、復旧までの期間等を想定しておくべき。
・設置済みの仮排水管や北股川への土砂流出時の対応については、十分な対策をお願いしたい。
(今後の予定)
・「災害関連緊急地すべり防止事業」により、山腹斜面に堆積した土砂流出防止施設を早期に整備する。(工事発注は11月19日)
・地すべり対策としては、今後の観測により得られたデータに基づき具体的な対策工を検討し、次回検討会で議論する。次回は12月末を予定しているが、観測データの結果により流動的。
・県道機能の復旧期間の検討など、個別に対応可能なものについては早期に対応する。
(公告予定)
■土木一般 大呂地区災害関連緊急地すべり防止工事=八頭郡智頭町大呂=263日間 山腹工事(土留工、水路工、排土工1式)。6900万円。
