岩美町は令和7年度から、町道陸上中央線の落石対策工事を本格着手する。順調にいけば9月中~下旬に公告する見込みだ。
8月29日現在、環境省との協議は完了しており、文化財と保安林解除の手続きを進めている段階だ。岩美町が担当する施工箇所は以下の図面の通り延長180m。設計は7年3月末で完了しており、令和7年度は東側延長90mで落石対策を施工する。
■町道陸上中央線落石対策工事(8ブロック)
岩美町陸上地内
岩美町建設水道課。6ヶ月。土木。概要=落石対策防止網工 A=525m2 落石防護柵 L=29m ロープネット工 A=4m2 転石破砕 N=2箇所
制限付一般競争入札 第2四半期。事業費:5800万円
一方、西側の県施工箇所は現在設計・検討業務が進行中で、今秋以降の着工となりそうだ。片側交互通行についても明確な結論は出ていない。

※以下は2025年4月4日の記事
岩美町 町道陸上中央線落石対策、町工事は夏ごろに
岩美郡岩美町は令和7年度から、町道陸上中央線の落石対策工事を本格化させる。現在全面通行止めとしているが、通行止めの早期解除(部分交通開放)も検討中だ。
対策工事は環境保全や観光面など多面的な配慮を要すること、対策工法に高度な技術と多額な事業費を要することから過疎地域自立促進特別措置法に基づく基幹道路の指定を受けており、令和6年度より鳥取県が市町村代行により事業を実施している。
令和7年度は用地取得と対策工事を計画しており、3月末に完成検査が完了した岩美町施工箇所(約180m)について、6月頃をめどに岩美町建設水道課が発注する見込みだ。事業費は5800万円でネット工などが中心となりそう。
一方、鳥取県が施工する区間は斜面掘削工事7000万円、用地調査費2000万円、用地補償費1000万円の計1億円が予算化されている。4月現在も詳細設計が進行しており、9月には崩落個所の掘削や、山切り箇所に合わせた線形改良などを実施するものとみられる。全体事業費は10億円程度が見込まれている。
※以下は2025年2月20日の記事
鳥取県土 町道陸上中央線落石対策、岩美町に現状報告
鳥取県土整備事務所は、現在通行止めとしている町道陸上中央線の落石対策について、このほど岩美町に現状を報告した。
令和7年1月20日現在、施工区間を①西側(県代行約320m)と②東側(岩美町施工約180m)の2箇所に分割しており、①西側はボーリング調査や対策工詳細設計が進行中。順調にいけば9月頃に地元説明会を実施し、対策工事に着手する見込みだ。
また②東側は対策工詳細設計を進めており、今年(令和7年)6月頃に地元説明会を開催し落石対策工に着工する。7~9月は海水浴のため中断し10月から再着工する。

※以下は2023年6月1日の記事
岩美町陸上落石対策 31日現場視察・検討会開催(6月1日写真10枚追加)
岩美町の町道陸上中央線の落石対策を協議する第1回法面復旧対策検討会が31日午前に岩美町役場で開催され、現場視察による現状確認から従来の復旧方針案の確認、また今後の復旧方針などを協議した。
した。検討会は計3回開催する予定で、早期の復旧をめざす。鳥取県土整備事務所計画調査課が主催した。
検討会では陸上地内の災害復旧現場を視察。亀裂や変色した岩盤や錆びたロックネットや、平成4年に設置したロックシェッドの状況など風雨や波浪により劣化した法面(延長約600m)を目視した。
検討会では現道拡幅など3案を検討し、既存の落石対策施設を更新する案を有力視としているが、大規模崩落への対応が難しいこともあり、引き続き調査・検討を続ける方針。令和5年度は8月末まで調査を実施し、11月ごろに最終報告する見込み。
また検討会の方向性を基に、6月から設計業務を実施する。
※以下は令和5年4月20日の記事
岩美町は4月18日に県庁を訪問し、落石により全面通行止めとなっている町道陸上中央線の法面対策について、「県代行制度を適用し早期の対策工事を行うよう」平井知事に要望した。
会場となった県庁第二会議室には、長戸清岩美町長、沖島建設水道課長の2名が来訪。平井知事、県土整備部長、県道路企画課職員らに要望書を提出。
長戸町長は「令和3年6月に、西脇海岸付近の町道で落石が発生したことから、緊急点検・調査業務などを行い、令和4年8月から全面通行止めとした。これまでの調査で復旧工法として法面保護工と、ルートを海側にずらす工法(張り出し歩道)を検討。工期40か月、事業費10億円と試算しており、岩美町単独では手に余ります。 同路線は『うみなみロード』の重要なルートでもありジオウォークなどで多くの観光客に楽しんでいただいている。一日も早い道路開通をお願いします」と切実にアピールした。
平井知事は「非常に切迫した事態。この町道は風光明媚で目を見張るような絶景でもあり、本県のイメージアップにつながっていると考えています。生活道路でありながら、いっぽうでナショナルサイクルルートの重要な個所でもあります。われわれとしても、できるだけ早く供用したい思いがあります」。
「本来なら岩美町が復旧すべきところで、県は技術的なアドバイスを行うのが筋道でしょう。しかし、この度の選挙戦で岩美町を訪問したところ、なぜか選挙カーがわき道に逸れて災害現場に到着するという(笑)。なぜか陳情会になってしまいました」と岩美町側の「熱意」を評価した。
「そもそも本県では(県代行)といった制度はあまりやってはいませんが、たとえば関金地区で過疎代行を導入した前例はあります。今回もそのような手法が考えられるとは思いますが、県庁内であらためて協議させていただきたい」と前向きな回答を示した。
また「その際、あまり例の無い手法ですから、岩美町はじめ地元集落の皆さんの全面的な協力が必要。できるだけ早く供用して、ナショナルルートの手掛かりにさせていただきたい。また工法の問題ですが、我々も専門家とよく相談し適切な工法を選択するということで、県側の判断を尊重していただきたい」と締めくくった。
