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鳥取県土 山陰近畿道「南北線」事業化 勉強会開催~関連道路整備など具体的検討へ

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 鳥取県内の高規格道路ネットワークにおいて、長年の懸念だった未着手区間「鳥取~福部間(通称:南北線)」。この整備がいよいよ本格的に動き出すことになったが、これに伴い、新しい道路ができた効果を地域に最大限に活かすため、周辺のアクセス道路を含めた「将来の道路網」の具体的な検討が始まっている。また令和8年度に「南北線ICアクセス道路等整備勉強会(仮称)」の開催を予定しており、具体的な設計図を作成する作業に入る。

1. これまでの経緯:足踏みを経て、ついに事業化

 南北線(鳥取~福部間)の整備に向けて、2016年度(平成28年度)から国による評価や、住民アンケート、ワークショップなどを重ねて計画が進められてきた。
 一度は意見調整のために手続きが停滞していた時期もあったが、2025年度(令和7年度)から手続きが再開され、いよいよ実現に向けて大きく前進している。

〇2019年(令和元年)12月: 概略計画の決定
 住民アンケートなどを経て「鳥取~覚寺間」は新しいバイパス道路を整備し、「覚寺~福部間」は当面、既存道路を活用する方針が決定した。

〇2020年(令和2年)6月〜8月: 都市計画の手続き開始
 国から都市計画の素案が提出され、鳥取県がそれを公表。説明会や公聴会がスタートした。

〇2025年度(令和7年度): 手続きの再開
 公聴会で出た意見への対応に時間を要したが、2025年度に都市計画手続きを再開した。

〇2026年(令和8年)5月: 都市計画正式決定
 都市計画審議会での審議を経て、正式に都市計画が決定する見込みとなり、事業化の目途が立った。

2. 新たな動き:「鳥取東部地域将来道路網のあり方勉強会」の成果

 道路は、本線(高規格道路)がだけでは100%の力を発揮できない。インターチェンジ(IC)から街中や産業拠点へとつながる「アクセス道路」がしっかりと整備されて初めて、その効果が地域に還元される。
 そこで鳥取県土整備事務所は、鳥取市都市整備部とも連携し、2021年度(令和3年度)に計3回の勉強会を開催。以下の3つの観点から、将来の周辺道路網の構想案をまとめた。

〇日常生活の利便性向上(買いものや通院、通勤をスムーズに)

〇産業活動の支援(物流の効率化や企業の誘致)

〇観光振興の促進(観光地へのアクセスの向上)

3. 今後の課題と対応:国の「補助金制度」を賢く活用

 南北線の事業化を見据え、県は今後、勉強会で出た構想案の中から「どのアクセス道路を優先して整備するか」を絞り込み、具体的な検討を進めていく。

 ここで重要になるのが、国の「高規格幹線道路ICアクセス道路整備(補助)」という制度の創設だ。

※補助制度の重要なポイント(令和3年度の制度拡充)
 従来は「高速道路の開通時期が公式に決まっている場合」しか使えない補助金だったが、制度が拡充され、「高速道路と同時に作らないと効率が悪い場合」や「大きな橋やトンネルなどの大規模な工事が必要な場合」など、計画的な施工が必要と認められれば、早い段階から国の補助を受けられるようになった。
 県はこの有利な制度を活用し、早期の事業化(工事着手)を目指している。

4. 次のステップ

 2026年度(令和8年度)には、これまでの議論をさらに一歩進めるため、「南北線ICアクセス道路等整備勉強会(仮称)」の開催を予定しており、関係各課が再び集まり、鳥取東部地域の未来を支える道路網の「具体的な設計図」を描いていくことになる。

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