鳥取市教育委員会は、令和8年6月18日の市議会定例会で、「鳥取市学校施設長寿命化計画」の改定を報告した。この計画は国のインフラ長寿命化方針に基づく個別施設計画で、5年ごとの見直し規定に従い、近年の教育環境の変化や国の制度変更に対応するため既存計画(令和2年12月策定)を改定したもの。
今回の改定における主な要点を掲載した。また基本計画資料のリンクを最下段に掲載した。
1. 計画期間を20年間延長
学校施設の長寿命化は、計画から設計・工事までに1校あたり5年程度の期間を要することや、長期的な視点での適正な学校配置整備が求められることから、計画期間を大幅に見直し、改定前は令和12年度までの10年間と規定したが、改定後は令和22年度までの20年間に延長した。
2. 「適正規模・適正配置基本方針」の反映
令和3年3月に策定された「鳥取市立学校適正規模・適正配置基本方針」の内容を新たに計画内へ組み込み、20年後を見据えた望ましい学校数や配置の目安に沿って、効率的な学校施設の長寿命化改修を連動させて推進するとした。
3. 学校施設に求められる現代的機能の追記
文部科学省からの通知等に基づき、近年の社会ニーズや安全対策を反映した以下の機能・性能に関する整備方針を追加した。
水害対策、ZEB化(ゼロ・エネルギー・ビルディング)、断熱対策
非構造部材の耐震化、バリアフリー化、木材利用の推進
4. 実績と学びの反映
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これまでに長寿命化改良工事を終えた江山学園と湖東中学校の2校の実績や、そこから得られた知見を計画へ反映した。また直近のデータに基づき、児童・生徒数の推計や施設の劣化状況評価、今後の維持・更新コストの試算図表も見直した。
備考・今後の予定
◎財政メリット=本計画を策定・維持することで、文部科学省の「学校施設環境改善交付金」等における加算措置(補助率の優遇など)を引き続き受けることが可能となる。
◎学校プールについて=プールの長寿命化に関しては、令和9年4月に本格運用が開始される「鳥取市学校プールのあり方に関する基本方針」の中で別途取り扱う。
なお、次回改定は令和13年4月(令和12年度中の作業)の予定。