鳥取市観光・ジオパーク推進課は、事業化に向けて準備が始まった「鳥取砂丘西側整備構想」の進捗状況を明らかにした。
鳥取砂丘未来会議からの提言を受け、今年5月から庁内検討会議を組織しているが、コロナ禍での事業化は難しい状況だ。今後はリゾートホテル事業者や県、環境省などと連携しながら、市が所管するサイクリングターミナルと柳茶屋キャンプ場の整備などを促進する。
■リゾートホテル整備(鳥取市)
リゾートホテルは、鳥取砂丘を滞在型観光地へと押し上げる起爆剤となる施設です。このため、公募事業者と連携し、砂丘西側の拠点としてはもとより、圏域の観光やジオツーリズムをけん引できる拠点として整備されるよう提言します。一方、リゾートホテルの整備による旅行者等の増加が、砂丘の希少な野生動植物(特に砂丘の西側及び南側の昆虫類)の生息に影響しないよう十分な対策を要請します。
〇検討状況
公募事業者から新型コロナウイルスの感染拡大の影響で活動が制限され、事業に遅れが出ていることが報告された。海外向けの活動が一時中断し、国内向けの活動が順次行なわれている状況。砂丘西側での希少昆虫の保護対策については、鳥取県に対して共同実施を要望し前向きな回答をいただいた。
(経過)
R2.4.23 公募事業者から報告を受け、文教経済委員会に報告(5/14)
R2.4.24 測量調査実施(6/9完了)
R2.6.22 地質調査実施(9/4完了)
R2.7.20 鳥取県へ要望「希少昆虫の保護対策」
R2.9.4 マーケティング調査実施(9/5完了)
R2.11.18 路線測量実施(11/27完了)
■サイクリングターミナルと柳茶屋キャンプ場の整備
サイクリングターミナル砂丘の家には砂丘西側の総合案内的機能を、柳茶屋キャンプ場にはグランピングやオートキャンプといった新たな機能を整備し、砂丘西側の拠点施設として民間活力の導入を前提に、一体的に運営されるよう提言します。
〇サイクリングターミナルの今後のあり方について方針を示していただくよう、庁内検討会議で意見書を作成し教育委員会へ提出した。教育委員会からの回答を踏まえ、民間活力導入で柳茶屋キャンプ場との一体的運営が可能かどうか、令和3年度にサウンディング型市場調査を実施するよう現在調整中。
(経過)
R2.10.5 教育委員会へ意見書提出
R2.11.5 社会教育関係者等と意見交換
R2.12.3 教育委員会が意見書回答
※要旨は次のとおり→砂丘西側整備を推進すべきと考えるが、次の項目について配慮を要望する。
①宿泊体験機能の確保(利用に係る支援制度を含む)
②地域学習の場の確保(砂丘体験プログラム等を含む)
■西側ビジターセンターの整備(環境省)
環境省、鳥取県と協議し、リゾートホテル開業予定の令和4年度中の事業化に向けて検討することを確認した。環境省近畿地方環境事務所長の市長表敬に際して、西側ビジターセンターの事業化を要望。
(経過)
R2.08.27 環境省、鳥取県と協議
R2.10.09 環境省、鳥取県と協議
R2.11.17 環境省近畿地方環境事務所長へ要望
■こどもの国の整備(鳥取県)
さらなる観光誘客に向けた施設整備と、隣接する鳥取市の施設と連携した垣根のない施設運営に取り組まれるよう提言します。
〇柳茶屋キャンプ場とこどもの国キャンプ場の連携について、鳥取県に対して共同調査の実施を要望し前向きな回答をいただく。
(経過)
R2.7.20 鳥取県へ要望「キャンプ場の連携」
R2.10.9 環境省及び鳥取県と協議
今後の予定だが、令和3年3月にサウンディング型市場調査を公募し、同5月に市場調査を実施する。
なお、令和2年の取組みをみると、5月に庁内検討会議を開催し平井経済観光部長を座長(事務局)とした組織を立ち上げた。道路課・交通政策課、資産活用推進課、観光・ジオパーク推進課など。
8月に第1回会議と第2回会議を開催し、スケジュール調整やサイクリングターミナル、柳茶屋キャンプ場を視察。10月に第3回会議を開き、サウンディング型市場調査の可否を検討し、実施を決めた。
