鳥取市生涯学習・スポーツ課は、市民会館をはじめ文化ホール・文化センター・福祉文化会館の4施設の再編を検討し、これまでに基本方針の素案(たたき台)をまとめていたが、このほど一部修正し基本方針案を取りまとめた。
基本方針案では、
① 市民会館、文化センター・文化ホール、福祉文化会館の4施設を再編し、鳥取市における文化芸術振興の拠点となる新たな施設の整備について検討する。
② 新たな施設の整備候補地については、利用者の利便性、賑わいの創出、文化芸術の振興などの観点から検討。
③ 新たな施設に導入する機能とそれぞれの規模については、現在行われている文化芸術活動の維持・促進を図ることを念頭に検討する。
④ 市民会館および文化センター・ホールについては、建物設備の現状と課題や新たな施設の整備に向けた見通しなどを踏まえ、利用を停止する時期や建物・土地の利活用に関する検討を行う。
⑤ 福祉文化会館については、建物設備の現状や課題を踏まえ、関係団体などと協議しながら利用の停止や建物・土地の利活用に関する検討を行う。
以上の基本方針(案)は令和6年2月に開催予定の市政推進統括本部会議で決定する。
重要・整備基本方針案と関連資料
■鳥取市文化施設整備基本方針(案)
■鳥取市文化施設整備に係る資料(重要)
(旧町村の公民館などの現状や規模、開館時期など基礎データを掲載。鳥取市をはじめ周辺市町村や但馬地域の施設など基礎資料あり)
(1)利用者の利便性に関して
①公共交通
公共交通の利便性が高いことにより、学生や車を運転しない来場者が訪れやすくなることで、東部圏域に加え、県中。西部、島根県東部、兵庫県北部、岡山県北部など、広域からの施設利用者の増加や公共交通の利用者の増加につながることが期待できる。
②駐車場
施設整備に伴う駐車場機能の追加に加え、既存の民間駐車場との連携を図ることにより、車での来場者が訪れやすくなることで、施設利用者の増加および民間駐車場の利用者の増加につながることが期待できる。
(2)賑わいの創出に関して
文化芸術という新たな機能が加わることにより、多くの施設利用者が訪れることで、周辺地域の賑わいの創出や他施設などとの相乗効果を生むことが期待できる。
(3)文化芸術の振興に関して
周辺公共・商業施設などの利用者が訪れやすくなることにより、文化芸術分野以外の施設利用者が増加することで、文化芸術の普及拡大につながることが期待できる。
■市民会館、文化センター・ホールについて
(1)施設性能に関して
市民会館および文化センター・ホールとも必要とされる耐震基準を満たしており、利用者の安全が最低限確保されているものの、建物設備の老朽化がかなり進行している。
(2)文化芸術の振興に関して
市民会館および文化センター・ホールとも文化芸術活動の場として多くの市民に利用されており、仮に早期の利用停止によって新施設稼働までに長期にわたる空白期間ができた場合、本市の文化芸術活動の低下が危惧される。
■福祉文化会館について
(1)施設性能に関して
必要とされる耐震基準を満たしておらず、利用者の安全が最低限確保されていないことに加え、建物設備の老朽化がかなり進行している。
(2)文化芸術の振興に関して
近年は事務所や会議、学習などの利用が多くなつており、作品展示など文化芸術活動の場としての利用が低下している。
※以上から市民会館、文化センター・ホールと福祉文化会館は廃止となり、跡地利用を検討することになりそう。
また「②新たな施設の整備候補地については、利用者の利便性、賑わいの創出、文化芸術の振興などの観点から検討する」ということで、鳥取駅周辺が有力な候補地かもしれない。
※今後の予定
令和6年1月9日と22日に政策推進会議で協議。同2月5日に市政推進統括本部会議で基本方針を公表する。