県企業局は22日、令和8年度までの太陽光・水力発電所や工業用水施設等の建設・修繕計画をまとめた(令和8年度まで)。
それによると、水力発電所については12年ごとに実施する発電所のオーバーホール(精密分解点検)や導水路等工作物の大規模修繕を計画的に実施し、施設の長寿命化を推進する。
工業用水道事業は事業継続を可能とするため、今後の設備投資は、耐震化を含めた長寿命化に資するもの、業務の継続に必要な制御系の設備のうち老朽化したものを優先するほか、工業用水の利用の可能性がある企業の開拓やユーザー企業の契約水量の増加に向け、戸別訪問など適時・適切に積極的な営業活動を行い、新規需要の開拓を図る。
水力発電所、主な建設改良・修繕工事計画
| 春米発電所再整備事業 | 水車、発電機、水圧鉄管等更新 | H28~31 | 39億6800万円 |
| 佐治発電所 | 制御装置更新 | H30 | 1億5100万円 |
| 中津ダム管理棟建替(小鹿第一) | 管理棟移転建替 | H30 | 1億3200万円 |
| 小原川隧道修繕工事(日野川第一) | 隧道修繕工事 | H29~30 | 3億2000万円 |
| 小鹿第二発電所オーバーホール | 分解点検及び改良工事 | H30 | 1億1000万円 |
| 加地発電所オーバーホール | 分解点検及び改良工事 | R2 | 7100万円 |
| 加地発電所制御装置更新 | 制御装置の更新 | R3~R5 | 1億2200万円 |
| 新幡郷発電所オーバーホール | 分解点検及び改良工事 | R4~R5 | 8億5300万円 |
| 新幡郷発電所電気・機械設備工事 | 遮断器、ゲート、除塵機等の更新 | R4~R5 | 2億6900万円 |
| 袋川発電所オーバーホール | 分解点検工事 | R6 | 1億5000万円 |
| 賀祥発電所オーバーホール | 分解点検工事 | R7 | 2800万円 |
| 太陽光発電所パワコン更新 | パワーコンディショナの更新 | R7~R9 | 2億7800万円 |
| 佐治発電所オーバーホール | 分解点検工事 | R8 | 4億6500万円 |
※注:PFI・コンセッション事業により運営権事業者が再整備を行う小鹿第一、小鹿第二、日野川第一発電所は除く。
工業用水道事業について
工業用水道事業を継続可能とするため、今後の設備投資は、耐震化を含めた長寿命化に資するもの、業務の継続に必要な制御系の設備のうち老朽化したものを優先する。
なお、新規の配管については、設備投資資金の回収が確実なものに限定。
しかしながら、工業用水道事業は赤字が続いており、その原因はグローバルな経済変動による工業用水に対する需要の減少であり、短期間での収支改善は困難な状況にある。
日野川工業用水道
日野川工業用水道は給水開始から約50年が経過し、PC管継手部分の劣化により年2回から3回程度の漏水事故が発生しているが、平成28年度に実施したPC管健全度調査では、管本体の著しい劣化は見られなかった。
よって、当面は内面止水バンドによる漏水防止・予防対策工事を年130箇所実施することにより管の長寿命化を図る。
[日野川工業用水道]
| 項目 | 概要 | 実施時期 | 事業費 |
| 漏水防止対策工事等 | 止水バンド設置 | H19~ | 残 約800箇所(平成29年度は1700万円) |
| 耐震化を含む長寿命化対策 | 現在調査等業務実施中 | H29~ | ~ |
| 中央監視・薬注制御装置更新 | 監視・制御装置の更新 | R4~5 | 1億5100万円 |
| 取水ポンプ更新 | 伏流水ポンプの更新 | R7~8 | 1億1000万円 |
①鳥取地区工業用水道
鳥取地区工業用水道の配管は鋳鉄管が用いられており、劣化は見られないことから、監視・制御に必要な装置の更新を実施する。
| 項目 | 概要 | 実施時期 | 事業費 |
| [鳥取地区]表層水選択取水装置分解整備 | 表流水選択取水装置分解整備 | H29済み | 2400万円 |
| 加圧ポンプ場改修 | 契約水量増に伴う供給能力向上 | R3~4 | 6400万円 |
| 中央監視制御装置更新 | 監視・制御装置の更新 | R5~6 | 1億0300万円 |
| 濁質処理制御装置更新 | 制御装置更新 | R7 | 7100万円 |
| 加圧ポンプ場監視装置更新 | 監視装置の更新 | R7 | 2800万円 |
| 電磁流量計更新 | 電磁流量計の更新 | R8 | 6400万円 |