東部農林事務所は令和5年度から3カ年程度かけて、鳥取市上段の瀬戸谷池地区でため池改修事業を計画している。
瀬戸谷池地区は鳥取市上段の集落奥にある防災重点ため池で、水田を受益としており、下流には集落があるため「防災重点農業用ため池」に指定されている。
令和2年のため池耐震点検調査で耐震性不安定であることが判明し、近年、底樋の漏水や堤体の劣化も進行。洪水吐の劣化も激しいことから、ため池工事特措法に基づき対策整備を実施するもの。
総事業費は1億1400万円を想定しており、令和5年度に着工し7年度の施工完了をめざす。

【現状】
堤高H5.9m、堤長L30m、貯水量1500m3、天端幅L3.2m、法面勾配1:1.9。斜樋:鋼管200ミリ、底樋:ヒューム管800ミリ、洪水吐W2.9m×H1.9mほか。
【問題点】
洪水吐付近で部分的な陥没及び崩壊が生じ、陥没箇所には土曇による応急保護を実施済み。
また洪水吐水路の石積みが空洞化し、陥没箇所より浸入した水による漏水が生じている。また洪水吐断面が小さく、豪雨時の洪水流下能力を満足していない。
【その他】
今年(令和4年)7月に現地調査・地区検討会を実施しており、上段区長をはじめ鳥取市から長石技師ら8名が参加。事業主体となる東部農林事務所の加藤、前田技師が事業説明した。
それによると、施工前にため池内の生物保護や外来植物の撤去などを協議した。