計画・構想

智頭町 金児町長施政方針~災害対応、林道・町道整備、文化財、地方創生など

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 新年度を迎え、八頭郡智頭町は公式ウェブサイトをリニューアルするなど新たな施策を期待させる取り組みを始めた。金児町長の実質的な初年度となる2021年度、どのような事業を展開していくのか。ハード事業を中心に町長の施政方針を掲載させていただくことにした。

【災害対応・コロナ対応・予算編成経緯など】
 「町民の安心な暮らし・活動を支えるための、そして未来に受け継ぐ環境整備」について、近年、頻発化・激甚化する自然災害の脅威から町民の生命・財産を守るため、道路・橋梁などライフラインの整備強化や、自助・共助による地域防災力向上など、ハード・ソフト両面の対策について全力で取り組むとともに、災害に備えた消防・防災体制の整備を図る。

 公共交通については、令和元年3月に策定した「智頭町地域公共交通計画」の実現に向け、利便性の向上など町民が利用しやすくなるよう、新たな地域交通体系の構築に取り組むとともに、更新時期を迎える告知端末についても同様に、新たな機能を加えた更新により、利便性の向上を目指す。

 また、引き続き空き家の適正管理に努めるとともに、コロナ禍・コロナ後を見据えた「新たな生活様式」と「新たな行政様式」に対応した、行政のスマート化・デジタル化を推進するなど、快適で住みよいまちづくりを推進する。

 このような考えのもと、今回編成した令和3年度一般会計予算は、予算の適正化に努めながらも、安全安心で魅力あふれる元気なまちづくりの実現に要する経費を計上したものであり、総額は前年度比6億9千万円、11.3%増の68億1千万円となった。

※参考・智頭町令和3年度当初予算

【地籍調査事業】
地籍調査事業については、引き続き大字大屋の一部、大字八河谷の一部、並びに大字中原の一部の一筆地調査を実施するとともに、新たに大字大呂の一部に着手する。また、引き続き山林調査を智頭町森林組合に委託するとともに、大字大屋の一部山、大字八河谷の平地及び一部山の調査を直営で実施することにより、更なる事業の進捗を図る。

【林道維持管理】
 林道維持管理事業では民営林道の維持修繕を新たに事業化し、災害復旧事業の対象外となった路線を中心に、計画的に整備を進める。また公共林道事業では、計画最終年であった林道穂見山線舗装工事の西谷工区が、令和2年度補正事業として前倒し実施となったことから、新規開設路線について、関係機関とともに早急に検討を進めていく。

「安全・安心に暮らせる健康長寿のまちづくり」
 まちづくり事務費で、5G環境を構築できるコネクティッドカーを導入するなど、ICTの活用により住民サービスの向上に努める。

 行政情報システム推進費では、令和2年度に整備したテレワーク環境やテレビ会議システムなどの維持費用を措置しているが、これらを活用し行政のスマート化・デジタル化を加速させる。

 地域情報化推進事業では、光基盤の保守・維持管理を行うとともに、利用支援、機器故障などに対応するため、引き続き「地域見守り支援員」を配置する。また告知端末の更新にあたっては、住民の利便性向上や汎用性の高いアプリケーションの導入など、新たな機能を追加する。

【町道整備事業など】
 町道事業については、住民の生活環境の安定及び通勤通学など、生活に欠かせない社会資本であることから、道路新設改良、維持修繕、及び橋梁長寿命化を計画的に実施する。地方創生整備推進交付金事業では、県が整備を行う林道に隣接する町道を改良し、森林整備の効率化と、交通安全上の問題解消や地域住民の利便性向上を図る。現在、大内地内で実施されている急傾斜崩壊対策事業については、令和3年度中の完成を目指す。

【消防防災関係】
 消防・防災関係では、消防資機材や防災備蓄品を整備し、昨年、町森林組合と締結した消防・防災・災害対応協定に基づく事業としてドローンを装備し、災害や捜索事案発生時などに迅速な情報収集を行うことができる体制を整える。

「子どもから大人まで学びと成長のまちづくり」
 空き校舎等の利活用では、旧那岐小学校について、令和元年度から利活用の協議を重ねた結果、温浴機能や宿泊機能を有した施設として活用するための経費を措置した。今日まで、それぞれの地域で、旧小学校を拠点に実践の取り組みが行われているが、今後も地域との連携を強化し、地域に活力が生まれ、住民参加が促されるよう、積極的に支援する。

【文化財保護・活用】
 文化財保護事業では、国の重要文化的景観「智頭の林業景観」の整備計画を策定し、保存と活用を図る。歴史の道整備活用推進事業では、平成30年7月豪雨により損傷した「史跡・智頭往来志戸坂峠越」の災害復旧工事を行う。
 また石谷家住宅は、平成13年4月に一般公開してから20周年を迎える。コロナ禍で団体客の入館者増は見込めない状況だが、まずは町内をはじめ県内、近隣県の個人客の増加を図るため、様々な企画展示を実施するとともに、新たに地域おこし協力隊を配置する。

【まちづくり支援事業】
 まちづくり支援事業では、町内の地域づくり団体が協働して行うまちづくり事業を引き続き支援するとともに、町内資源を活かした先進的な事業で、新規性・モデル性が高く、事業規模の大きい新規創業・起業についても、国の施策と連動した補助制度により、引き続き支援する。

【地方創生事業】
 地方創生事業では、更新を計画している次世代告知端末を活用した新たな機能としての、デマンド交通の実証実験に要する経費を予算化した。また、「ちづみちエリアリノベーション」事業は3年目の最終年を迎え、智頭駅前を含めた河原町商店街から智頭宿までのエリア内で、新しいチャレンジが可能となるまちづくりを進める。

【観光施設管理事業(那岐山)】
 観光施設管理事業では、登山客に眺望を楽しんでいただくための展望台を、那岐山山頂に設置する。

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