建築情報 計画・構想

㈱テクノスが既存工場(旧パイオニア精工)を取得、将来は工場増床も

投稿日:2026年02月06日 02:05 更新日:


 ㈱テクノス(代表取締役 藤井範之、本社:岡山県総社市東阿曽1289-1、資本金1000万円)が、EV関連部品、半導体製造装置部品、航空機部品などの受注拡大に対応するため、鳥取市の既存工場を取得、改修して新工場(仮称・㈱テクノス鳥取工場)を設置することが決まり、令和8年2月5日、ホテルモナーク鳥取で鳥取県・鳥取市と協定書の調印式を行った。会場には藤井社長をはじめ、取締役の藤井裕也氏、深澤義彦鳥取市長、平井伸治鳥取県知事らが出席し同社の進出を祝った。

 計画によると、鳥取市本高290番地1の旧パイオニア精工鳥取事業所の敷地約17000㎡と工場約5300㎡を取得。最新の自動化設備や製造技術を導入し、同社が目指す「データに基づくものづくり」を推進する。省人化・効率化を通じて、生産能力を大幅に拡大させると同時に、収益性の向上を見込む。
 さらに、広大な敷地面積を確保することで、将来の増床に備える。

 また日本海側の物流拠点として機能し、鳥取ICまで400mという地の利を生かすほか、鳥取空港からのアクセスに優れていることから、物流・供給網の安定性を高めていく。本社のある総社市から約100kmに位置しており、自然災害等のリスクを分散させ、レジリエンスを強化するのも狙いだ。

 藤井社長は「鳥取県・鳥取市をはじめ関係者の温かいご支援を頂いたことが進出の決め手になった。この鳥取で弊社の命運をかけた新工場の設立が実現し、心より感謝している」と話したほか、地元建設業を使ってもらえるのか、という質問に対しては「この工場ですが、契約により4月1日から当社所有となります(建物引渡は令和8年9月)。昨年10月頃から、こちらに三立さんという企業がありまして、親会社が岡山にあります(全備)。その会社から鳥取市に進出するなら三立を使ってくれ、と依頼がありまして。それで三立とかかわりのある建設業者を、また現在は地盤のことなどで調査が必要となっており、見積もりを取ったりしてお願いしているところです」と話していた。

会社概要

〇株式会社テクノス
〇代表取締役=藤井 範之(ふじい のりゆき)、岡山県総社市東阿曽1289-1
〇資本金=1000万円
〇主業務=金属等の精密切削加工
〇従業員数=120名(2025年7月現在、グループ全体)
〇工場=本社工場、井尻野工場、真壁工場(3カ所とも岡山県総社市)

事業計画の概要

株式会社テクノス 鳥取工場(仮称)
所在地=鳥取市本高290-1(旧パイオニア精工?)
稼働開始=令和8年春頃予定(改修工事は令和8年4月以降に開始)
事業内容=EV関連部品、半導体製造装置部品、航空機部品等の製造
雇用計画=40名程度採用予定(旧パイオニア精工からも7名程度雇用予定)。

テクノス事業概要(詳細)

-建築情報, 計画・構想
-

執筆者:

関連記事

岩美町 児童センター(仮称)建設事業 田中組JVが落札

 岩美町は10月23日、児童センター(仮)建設工事を同町役場2階会議室で執行し、その結果、田中組・福上工業・田中建築工業JVが3億9060万円で落札した。落札率は96.68%。議会承認を得て着工する。 …

no image

鳥取市 東京圏の大学誘致へ 3月から候補地選定など本格化

 地方創生事業の新たな展開事業として、東京圏の大学を地方へ誘致する「サテライトキャンパス(内閣官房主催)」について、鳥取市が同事業に本格参入する方針を固めた。

no image

岩美町 網代団地を解体 まず設計業務に、解体は5年度

 岩美町は建築後70年余りが経過し老朽化が著しい町営住宅網代団地を解体撤去する。12月議会で予算承認後、解体設計を行い、令和5年度に解体工事に着手する。 【経過】  昭和26年度に建築した網代団地は建 …

県生活環境部 氷ノ山トイレ改修1.4億など公園施設10箇所整備 全体事業費は2.7億円(令和4年12月補正)

 県生活環境部緑豊かな自然課は、山陰海岸国立公園(岩美町)や氷ノ山後山那岐山国定公園などで、自然公園施設を整備する。全体事業費は約2億7000万円。12月補正。  主な事業は、氷ノ山公衆便所改修約1億 …

no image

中部総合 事務所講堂空調・トイレ改修へ 4年度は実施設計

 中部県民福祉局は令和4年度、中部総合事務所講堂の空調設備と講堂前トイレ改修を計画している。4年度は実施設計業務を予定している。設計委託費は519万6千円。工事は5年度に施工する。  老朽化が進んでい …