鳥取市は12日午前10時から臨時議会を開会し、7月豪雨災害の復旧事業費など3議案を審議した。豪雨災害(7月7日~11日)では家屋床上浸水5棟、土砂流出や崩落による道路、河川、林道、農地、農業用施設の被災が400箇所を超えており、このうち都市整備部関連は約5億円を被災した。
(本誌注:農林水産部被害概要は最下段に掲載しました)
※岡部長コメント
〇7月豪雨の国災害査定は9月末ごろと聞いており、適切かつ迅速に対応したい。また先日の台風9号では強風により倒木が10件程度発生した。倒木による電線切断をはじめ、河原町小河内集落が孤立するなど予想外の被害を派生させている。
なお、本日12日から秋雨前線が活発化するようで、こちらについてもしっかり対応したい。
【都市環境課・1億6012万6千円】
■補助災害復旧費=1億2949万6千円
〇河川:徳三川など9箇所
〇公園:倉田緑地など2箇所。
■単独災害復旧費=3063万円
〇災害復旧工事及び測量設計業務:桐谷川など3箇所
〇災害復旧業務=北田川など28箇所
※稲干課長=河川は1000万円程度の被害が2箇所で発生した。それ以外は小規模なものがほとんど。
【道路課・5億0726万円】
■補助災害復旧費=2億9158万6千円
〇測量設計業務と災害復旧工事9件。
■単独災害復旧費=5554万8千円
〇災害復旧工事及び測量設計業務:96件。
※田村課長=特に甚大な被害となったのは市道金沢瀬田蔵線で、9月補正で新たに2億円程度要求する予定(現在地すべり調査中)。また市道船木広岡1号線も地すべりで6000万円程度を見込んでいる(下表の写真参照)。
※前田市議コメント=前回の平成30年災では小規模な災害復旧工事で辞退・不落札が続発した。業者が受注しやすい価格設定などに配慮されたい。
【財産経営課・8195万9千円】
■総合防災対策費(気高町酒津)=8195万9千円
〇気高法面崩壊復旧事業費(法面崩落仮復旧費約60万円、法面本復旧測量・設計費約650万円、法面保護対策工事費約7500万円など)。
※担当は西工事事務所。被災箇所(市有地)の直下に2件の住宅(うち1件は別荘)があり、その保全を図る。過去に隣接地で崩落履歴が記録されており強度を高めるためアンカーボルトを施工する。工事範囲は1300㎡。

(気高町酒津地内被災箇所周辺図)
(以下は8月13日追加分)
鳥取市農林水産部被害額は全体で約3.6億円。
【林務水産課・1億8378万円】
■林道維持管理事業費:120万円(林道神の谷線路面補修)
■災害復旧費:1億8258万円
〇補助災害復旧(7月豪雨):1億1600万円
〇単独災害復旧(上同):6658万円
※林道19路線71箇所(うち補助災害2箇所)に1億4118万円(測量設計費等は除く)。主な被災地は林道東谷線(高路)の林道橋橋脚破損、林道三滝線(河原町北村)の路体崩壊など。
【農村整備課・1億7939万9千円】
■農道舗装補修等事業費:568万円=大渕用水修繕、伏野三谷奥池調査業務、鹿野水谷頭首工調査、細見地区河川取水改修工事、気高町大井出河床掘削業務。
■現年発生災害復旧費=1億7371万9千円
〇補助災害復旧費:9722万3千円=7月豪雨で被災した農地・農業用施設の災害復旧費。
〇単独災害復旧費:7649万6千円=上同。
※内訳は、農業用施設170箇所8355万3千円、農地85箇所5429万9千円(測量設計費等は除く)。主な被災地は、河原町谷一木農地法面崩壊、大塚地内頭首工崩壊など。

