全国最大級の防災イベント「ぼうさいこくたい2026 in 鳥取」の開催に向けた準備が着々と進んでいる。大会では「防災庁」の設置構想や、発災から10年を迎える鳥取県中部地震からの歩みをテーマとした注目のセッションが多数企画されており、産官学民の総力を結集した防災体制の構築と知見の共有をめざす。
【防災庁創設と「暮らしの防災」に迫る注目のプログラム】
大会初日の10月17日(土)には、エースパック未来中心(倉吉市)の大ホールにてハイレベルセッション「防災庁設置で我が国の防災がどう変わるのか~産官学民の総力を結集~」(12:00~13:30、申込不要)が開催される。
内閣府の防災監や政策統轄監、日本赤十字社の清家社長、倉吉市副市長らが登壇し、新たな防災組織の創設がもたらす我が国の防災体制の変化や未来像について議論を深める。
同日午後には、女性の視点での活躍や参画を促す「『担い手は、わたし』女性の視点を一人一人に」(14:30~16:00、要申込)が開催されるほか、日常から備える防災を考える鳥取県主催セッション「『暮らしの中の防災』フェーズフリーに貢献するイオニア企業」(12:30~14:00、申込不要)では、株式会社モンベルの辰野会長や株式会社良品計画の清水社長らが登壇し、暮らしに溶け込む防災のあり方を提示する。
【中部地震10年の節目 復興と「福高」への歩みを総括】
大会2日目の10月18日には、鳥取県主催の重要セッション「鳥取県中部地震から10年」(10:30~12:00、要申込)が大ホールで実施される。平井伸治鳥取県知事をはじめ、神戸大学の室崎益輝名誉教授、県社会福祉協議会、倉吉商工会議所の関係者らが一堂に会し、被災から勝ち得た復興、さらには「福高(ふっこう)」へとつながる10年間の歩みと教訓を総括する。
【「防災のテーマパーク」や民間連携の動きも拡大】
会場では約150団体が出展する併催イベント「防災のテーマパーク」も展開。体験型防災ゲームやワークショップ、地元グルメが楽しめる「食パラダイス」などが催される。
さらに大会開催を契機として、アウトドア用品大手・モンベル社からテントや寝袋などの防災用品が寄贈され、県内全市町村へ配備されることが決まった。同社とは更なる連携強化に向けた「防災連携協定」の締結交渉も進められており、大会を通じた地域防災力の底上げに大きな期待が寄せられている。