そのほか

若桜町 上川町長と自民党らが意見交換 滞在型観光へ進化

投稿日:2026年02月10日 01:42 更新日:

 令和8年2月3日、無投票当選を果たした上川元張氏。令和8年度以降の事業計画について、昨年11月に開催された自民党県連と八頭県土整備事務所との意見交換会で福田俊史議長、西村八頭県土所長らに説明した。本誌はその一部を以下に掲載することにした。


■西村所長
 若桜町では長年の懸案であった岩屋堂バイパス工事が令和7年に完成し11月にはトンネル内の放送工事を実施しております。令和8年の冬までにはなんとか完成させたい。
 ところで地方創生という言葉は、地域未来戦略という言葉に置き換えられていくような報道を見かけましたが、そういった状況の中で補正予算の準備を始まっていると聞いております。
 で、我々もですね、そういった補正予算をしっかり活用しながら社会インフラの整備を進めていきたいと考えています。
 ただ、周知の通り建設コストの上昇が続いておりますし、おそらくこれからもずっと上がっていくだろうなと思います。で、そういうことで国の公共事業予算が増えない中で、公共事業推進が非常に厳しいと感じています。
 この状況の中で地域の整備をしっかりやっていくには、若桜町の立地的活用政策と、我々の社会インフラ整備をしっかり結び付けて、検討する必要性をアピールすることが非常に重要かと。


■福田議長
 若桜で会合があるときは、必ず郡家から若桜鉄道に乗るんですが、だいたい週末土日の午前中にはほとんど鳥取市の親子連れが乗っています。一部は隼駅で下車しますが、ほとんどが若桜駅まで乗ってくれる。
 若桜には岩屋堂もありますし、美しい街並みもあるんで、1日のんびり過ごせるんですね。
 で、上川町長のご尽力で、NIPPONIA(ノート)という古民家を宿泊施設にリノベーションする動きがあるわけですが、県庁ばかりではなくて、こういった民間企業に協力いただけるのは。
 景観条例までいけるかわからないんですけど、やはり松江とか諏訪野とか石見銀山などは景観条例を策定してきっちりやっていますから。
 そこに外国人もたくさん来られてるわけで、そういう事例を参考にしていただきたいと思います。
 それと、仮屋通りは県道でもあるので、やはり県が一定の役割を果たすべきではないかと。水戸岡さんの観光列車を導入してこれから町を盛り上げていこうという中で、県も景観的な面を支援すべきではないかと。
 先般、平井知事に申し上げたところ、知事は「それはやる気と同時に地域計画を作ってもらわないといけない」と話されたわけです。
 周知の通り、若桜はクオリティの高い町なんです。地域の最大のコンテンツになるんじゃないかなと思っているんです。イベントで人を集めるのもいいですが、やはり地道にいい町にしていただければ。


■上川町長
人口減少の中で、地域にお金を落として産業振興で雇用を確保するっていうのが一番の肝だと思っています。もちろん農林業もそうですけれども、やはり観光振興がもっとも伸びしろがあるのではないかと。
特に若桜宿内と鬼ヶ城をふくめて観光資源はあるんですけど、通過型の観光になっていると。やはり滞在型の観光をめざすには宿泊施設が足りていない。

 そこで、令和7年7月に株式会社ノートさんと協定を結びまして、10月には同社の藤原社長をお招きしてセミナーを開催しキックオフを行いました。今後2年間、令和8年度にはビジョンづくりから収支計画まで作ることになりました。
 古民家を改修した宿泊施設を核にしてホテル業を単体ではなく街づくりとして食事は基本的に町なかの既存施設を使ったり、足りないものがあれば空家を改修したりして機能を動かしていく。
 面的に町全体をそういう分散型ホテルというような形態に変えていく。やはり若桜のこのレトロな現状を活かしながら、一緒にやろうということで現在進めているところです。

 そういった中で、若桜町のマスタープランも並行して作っていき、町並みですね。これも整備していきたい。たとえば電線の地中化であったり、合銀など看板のレトロ化などもお願いしたいと思っています。
 
■福田議長
 こういう話は石破代議士がすごく好きな話なんですね。で、舞立参議もこのたび財務副大臣に就任されていて、少し前にもお会いしたんですけど、舞立さんも「そういう話はどんどん言ってください」と乗り気でした。
 とにかく若桜は本当に地域資源に恵まれた町ですし、モデルケースになる能力を上げて、国も県も声をかけてしっかり頑張りましょう。

※NOTEは、古民家や空き家などを活用した宿泊施設、さらに飲食店などを全国33カ所で展開。鳥取県では初の試みとなる。若桜町の昔ながらの歴史的かつ幻想的な景色を生かしたまちづくりに取り組む。令和7年7月に若桜町と締結した協定は、「歴史的資源を生かした地域活性化」。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている若桜宿の古民家などを活用した宿泊施設を作ることで、新たな町づくりをめざす。なお、若桜町が試験的に実施している「そば処」もこの若桜宿内に設置する。

-そのほか

執筆者:

関連記事

県弥生の王国推進課 令和5年度・青谷上寺地遺跡整備に2.6億

 県地域づくり推進部とっとり弥生の王国推進課は令和5年度、①史跡青谷上寺地遺跡整備事業のうち園路整備工事や舗装工など総額2億5861万1千円を投入する。同所では令和4年度から展示ガイダンス施設整備工事 …

no image

県弥生の王国推進課 北条道路発掘調査事業 令和5年度は5.5億

 県地域づくり推進部弥生の王国推進課は、北条道路の改築工事に先立ち、記録保存を前提とした発掘調査を実施する。調査費は概算5億6000万円。 【受託発掘調査事業(北条道路:5億5940万5千円)】  一 …

no image

岩美高校が生徒支援 学生寮に家電など提供~知名度アップ

 岩美高等学校学校運営協議会は令和5年度、県外の中学校出身で岩美高等学校に進学する学生2名を生活支援する。岩美町内のシェアハウスを学生寮に活用し、遠方からの生徒を積極的に受け入れ、生徒数の適正規模を維 …

no image

鳥取市 ほ場整備完成 区域変更へ

  鳥取市農村整備課は、農地整備事業(ほ場整備)が完了した同市河内地区の字を区域変更する。  農業競争力強化基盤整備事業の完了に伴い、換地処分に向けた区域変更。地方自治法260条第1項に基づき、12月 …

鳥取市 鳥取駅南にWi-Fi新設 2箇所設置・事業費300万

 鳥取市中心市街地整備課は、鳥取駅南広場の2箇所にWi-Fi(公衆無線LAN)を新設する。事業費は約330万円。令和3年度1月補正。全額繰越しする。 【事業概要】  新型コロナウイルス感染症の影響によ …