県会議員の議席数見直し(削減)が現実味を帯びてきた。複数の町村や議会関係者らの話を総合すると、「4年後に八頭郡の定数は1、岩美町は鳥取地区に吸収」。
それどころか「県内全域を東中西3選挙区に統合することで、議員定数をばっさり削減する」という荒業も見え隠れするという。
実際のところ、昨年(令和4年)に県議会の内部で「議員定数の見直し検討会」が数回、非公式で開催されている。結論は確認できなかったが、すでに議員定数を削減した島根県から「ウチより人口が少ない鳥取県はどうするのだ」と無言の圧力がかけられているのだという。議員削減の流れは避けられそうにない。
仮に八頭郡と岩美郡を含めた鳥取選挙区が成立すると、逆に郡部が有利になるかもしれない。今回、残念ながら落選した西川県議(智頭町)は、本来、用瀬や佐治に強固な「地盤」を持っていた。
そのような中で、八頭町と若桜町という「若桜谷」と、選挙戦のたびに賛成と反対票が拮抗する智頭町という枠の中で、さらに元智頭町長のO氏が前住氏(若桜町)を応援したのだから、もはやなすすべはなかった。本誌の推測だが、仮に選挙区が東部全域だったなら、用瀬・佐治地区の票を得て西川氏が当選できたのではないか、と考えている。いまさらだが。
ただ、前住県議も当選したとはいえ、4年後に八頭選挙区の定数が1名となれば、強力な地盤と人脈を持つ福田県議には、とうてい太刀打ちできないだろう。
そうなると、前住県議が鳥取選挙区に鞍替えする可能性もある。自民党から除名処分を受けた同氏が復党する可能性は「まったくない(某町会議員)」という。
「考えられるのは、維新へのラブコール」。鳥取市議会など県内でも浸透しはじめた維新が、鳥取県東部への足掛かりとして動き出す可能性は高いのだという。