鳥取県文化財課(弥生の王国推進課)は、令和3年度に文化財指定に向けた建造物の詳細調査や庭園調査などで測量業務2件を計画している。全体事業費は約2900万円(前年度2200万円)。
【有形文化財調査(3事業981万9千円)】
①歴的建造物の現況調査
登録文化財や過去に総合調査を行った歴史的建造物の追跡調査を行い、指定等の優先順位を決定するもの。消滅の可能性が高い重要な建造物を「記録保存」対象として選定する。(本誌注:東部管内では岩美町岩井の旧岩井小学校が消滅する可能性が高い)。
②文化財指定に向けた建造物の詳細調査
指定候補建造物を学術的に評価するための調査、建造物の構造形式や間取りなどを詳細に図化するための測量調査を1件予定している。対象は現在確認中。
③美術工芸品等の詳細調査・画像記録作成
美術工芸品等の指定に際し、適切な記録写真を撮影する(年2件程度実施)。過去に指定された美術工芸品等のうち、良好な記録写真がないものを撮影する(年1~2件程度、年次的に撮影)。
【記念物の調査(1720万6千円)
①未指定名勝庭園調査
未指定の名勝庭園を対象に、古写真・家相図等の資料調査、造形的特徴確認の現地調査、簡易な配置図の作成を行い、文化財的な価値づけを行うための総合調査を実施する。その結果を踏まえ、重要な庭園の測量調査など詳細な調査を実施する。
②特別天然記念物オオサンショウウオ生息状況調査
オオサンショウウオ生息河川を水系単位で環境調査を実施し、重要な生息地点、繁殖の可能性のある地点を把握し、特に重要な地点について生息状況調査を実施し、外来種侵入の有無の確認手法について検討する。