鳥取市教育委員会は、福部未來学園(旧福部中学校・昭和53年建築)の特別教室棟において、夏季休業期間中にアスベスト(石綿)の除去作業を実施する方針を固めた。これに伴い、6月補正予算案に業務委託料として748万円(税込)を要求した。
今回の措置は、令和9年度に計画されている特別教室への空調設備設置工事に先立ち、児童・生徒、教職員、および工事作業員の安全・安心を最優先に確保するため。
工事に伴う飛散を未然に防止
市教委が令和7年度に実施設計を行った際、特別教室棟1階の技術室および顧問兼準備室の天井建材にアスベストが含まれていることが判明した。
現在は建材に損傷や目立った劣化がなく、これまでの飛散状況調査や令和8年3月の気中測定でも「基準値未満・正常値」であることが再確認された。直ちに健康被害を及ぼす状況ではないため、これまで通り教室は継続して利用されてきた。
しかし、今後の空調設置工事で「天井に穴を開ける」「削る」といった作業が発生すると、アスベストが飛散するリスクが発生する。そのため、市教委は工事に先立つ事前の完全除去を決定した。

安全第一で「夏休み期間中」に実施
除去作業は法令を厳格に遵守し、周囲の安全に万全を期して実施する。期間中は工事車両の頻繁な出入りや特殊設備の配置が想定されるため、児童・生徒が登校しない夏季休業期間(8月)に集中して実施する。
なお、本件に関しては令和8年4月30日に開催されたPTA総会の場において、すでに保護者へ説明済み。作業内容についての了承を得た。
予算と業務概要
予算要求額は税込み748万円(委託料)で、環境改善業務として作業エリアの養生、石綿の除去・処分などを実施。また安全対策業務として飛散がないかを調べる測定モニタリングなどを行う。
市教委は、万全の安全対策とモニタリング体制を敷くことで、地域の不安解消と学校環境のクリーン化を進めていく。