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岩美町で伸びのびトーク~魅力あるイベント紹介、平井知事「県も全力で応援」

投稿日:2026年07月12日 02:45 更新日:

 平井伸治鳥取県知事を迎え、岩美町田後地区の活性化に向けたトークイベント「伸びのびトーク」が令和8年7月8日に岩美町役場で開催された。地元岩美高校の生徒や公民館長の加藤氏、コーディネーターの山田さんから地域の活動報告や課題が示され、最後に知事が「田後は全世界から集客できる魅力を数多く抱えている。県としても全力で応援したい」と激励した。

地域活動の現状と賑わいへの取り組み

 トークイベントでは、田後地区自治会副会長兼公民館館長の加藤真二さんから、地域の現状とこれまでの取り組みについて報告があり、田後地区は高齢化率が約63%に達しているものの、底引き網漁などによる豊かな漁獲があり、地域の重要な産業となっている現状を報告した。

 特に地域を盛り上げる2大イベントとして、以下の取り組みを紹介した。

〇田後春祭り
 コロナ禍や高齢化で一時期中止していたが、昨年から底引き網漁船の漁業実習生らの協力を得ることで復活した。安全面を考慮して伝統的な「ぶつかり合い」は控えめにしたものの、海上安全や地域安泰を祈願する大切な神事として継承されている。

〇田後大漁感謝祭
 毎年11月に開催され、26回目を迎えることができた。県内外から多くの観光客が特産の松葉ガニなどを求めて訪れ、無料の親ガニ汁の配布や、遊覧船の運航、セリ市体験などで大変な賑わいを見せている。

 また、近年ではアニメ『Free!』のロケ参考地として注目を集めており、公式イベントの際には国内外から約2000人もの若いファンが訪れており、新たな交流人口を生み出している。

新たな挑戦とこれからの地域課題

 また山田南さんから、令和8年度から新設された「集落活性化推進員」としての活動が報告された。現在、アンケート調査や先生方・地域住民を交えた「賑わいづくりプラン」の策定が進められており、新年度に向け最終的な取りまとめが行われていると現状を説明。また6月に完成したばかりの「いさりび橋」について「集落を活性化する重要な施設が完成した。今後はライトアップなど様々なイベントを通して最大限活用したい」とバイパス道の完成を喜んだ。

 一方で、急激な人口減少と高齢化に伴う「担い手不足」が最大の課題として浮き彫りになった。今後の活動を維持・発展させていくためには、集落の出身者や移住者も含め「いかに多様な人材を確保していくかが大きな課題」と締めくくった。

知事からの総括と熱い激励

 報告を受けた平井知事は「地域が一丸となって素晴らしい伝統を守り、新たな賑わいを作り出していることに、あらためて感謝したい」と敬意を表し「たとえばペーパーから波の音が聴こえてくる仕組み~多機能パンフレットなどの取り組み~や、イベントでの「ホールインワン(ホタルイカワン)ゲーム」などのユニークなアイデアを称賛。「何気ない日常の魅力を手軽に発信していく素晴らしい発想だ」と高く評価した。

 また、策定中の賑わいづくりプランに向けて、「現場の声をしっかりと反映させ、課題をみんなで解決していくような『田後モデル』をぜひ築き上げてほしい」と大きな期待を寄せ、最後に、「田後は全世界から集客できる魅力がまだまだたくさんある。県としても一緒になって全力で応援していくので、思う存分頑張っていただきたい」と力強い言葉で締めくくり、田後集落へ熱いエールを送った。

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